はじめてのお医者さん

このところ、お医者さんにかかることが多くて、しかもはじめて、もしくはものすごく久しぶりの診察です。
そんなときわたしが必ず持っていくものがあります。どんな薬を飲んでいるかがわかるもの、お薬手帳でもいいのですが、薬局でくれる副作用などがしっかり書かれているものです。こうした薬の情報はファイルに入れてあります。
これをみせると、医師は薬からおおむね患者さんの状態がわかるといいます。いつごろから服用しているとか、薬がふえたとか、変わったとか、そういう情報もあれば、診断の有力な手掛かりになります。
痔の手術をしてもらいましたが、診察に少し間が空いたとき、使っている薬を全部持っていき、確認してもらいました。軟膏とか座薬とか、あとどのくらい残っているのか知ってもらうためです。飲み薬や座薬は残っている数を知らせるだけでいいのですが、軟膏はどのくらい量残っているのか見せるのがいちばんです。


薬以外では、検査結果を持っていくといいでしょう。
これも薬と同じようにファイルに入れて保存してあります。
3ヵ月1回定期検診を受けていますが、そのときに血液と尿検査を必ずします。この検査結果を見せれば、新たにかかる医師もわたしの病状を把握できます。
検査記録しておくと、自分でもいろいろ変化がわかります。わたしの場合、中性脂肪の値が高いのですが、これはかなり前からずっと高い状態が続いています。
気になるのは腎臓の状態がわかるのがクレアチニンという数値です。正常値、基準値の範囲は上回っているのですが、高くなったなと思って、1年前の数字を見るとほとんど同じで、変わりませんでした。
診察をした主治医は、腎臓は徐々に悪くなっていますが、急激に悪くなっているわけではありませんといいます。その根拠がわかります。
ところで、電子カルテになって、いちいち古いカルテを見なくても、すべて画面に現れますから、経過がさっとわかるのです。
医師はパソコン画面ばかり見て、ということをよく聞きますが、患者のデータがそこにあるからで、画面で患者の情報を入手したら、向き合って話をしてくれればいいのです。



先週、3ヵ月の定期点検では医者さんに行ってきました。
歯周病とう蝕(虫歯)の健康管理ファイル」を持っていきます。このファイルには、最初の診察結果、治療、そしていままでの治療経過のすべてが記入されています。歯磨きチェックもあり、磨き残しがどのくらいあるか、歯と歯茎の間のポケットの深さはどれくらいかも記入されています。
歯科衛生士さんが、毎回チェックと清掃をしてくれ、歯磨き指導をしてくれますので、それがどのくらい効を奏しているかがわかります。もちろん、自分のがんばりもわかります。
一種のカルテのようなものですが、内科でもこうしたカルテを渡してくれれば、それこそ診察に役に立つと思うのですが。
こうしたことも『歯は磨くだけでいいのか』で書きました。
ぜひお読みください。