花粉症は防げるか

 お茶を飲み続けている。昨日は、ウォーキングをしなかったが、できるだけ歩こうと決めている。この季節にも、小石川の植物園に行ったり、熊谷守一美術館に行ったり、外歩きをしている。それだけ花粉にふれるチャンスがある。
 花粉症は、おもに杉の花粉に、ディーゼルエンジン排気ガスハウスダストなどが入り交じり、体の中に進入してきた結果起こるアレルギー反応である。体の中で花粉に対する徐々に抗体ができて、その抗体がふえすぎて起こるといわれている。
 抗体の量がどのくらい体の中でできているのかを、チェックしてもらえる。しかし、なぜこのようなことが体内で起こるのかはわかっていない。それが解明できれば、薬もできるのに。
 現在の薬は、アレルギー反応を前もって抑える薬、症状が出てしまったときにそれを抑える薬、効果はあるが、花粉症を治す薬ではない。最近、症状を抑える薬に、ステロイドホルモンを含んだ薬があり、かなり効果があるが、連用はできない。医師の指導が必要である。
 また、注射1本で治るといってものもあるようだが、調べてみるとステロイドホルモンが使われていて、注射だけに大きな副作用がある。アレルギーの専門家は決して使わない。
 現在のところ、花粉症を完全に抑え込む薬はないと思っていいだろう。