2010-01-01から1年間の記事一覧

今年印象に残ったこと1

12010年印象に残ったこと やはり、北杜市の医療を考える会の話をしたいと思います。 こちらに越してきて、6年。持病のこともあるし、住まいの近くの医療の状況(病院の状態、医師について)はどうなっているのだろうと、知り合いになった人たちに尋ね…

やっぱり歩くこと

朝日新聞の夕刊(12月20日)を読んでいたら、パッフェンバーガー博士の研究が出ていたので、少し調べてみた。 パッフェンバーガー博士は、ラルフ・パッフェンバーガーといって、スタンフォード大学メディカルセンターの教授。パッフェンバーガー博士は、…

救急隊員に伝えたいこと

1救急隊員に伝えたいこと 脳梗塞、心筋梗塞を起こした場合、脳梗塞は3時間以内、心筋梗塞は6時間以内に、病院に運ばなければいけない。それぞれ有効な治療はありますが、その治療法が効果を発揮するために、脳梗塞は3時間以内、心筋梗塞は6時間以内に行…

脳梗塞と心筋梗塞の救急医療

1怖い脳梗塞の後遺症 先日のシンポジウムの、テーマのひとつが救急医療でした。 脳卒中のなかでも、いまふえてきているのが脳梗塞。 以前は、脳出血が多かったのですが、食糧事情というと大げさですが、食べものがよくなって、たんぱく質をとる量がふえてき…

潜水艦の乗組員がしていた体操

1何か体操のようなものをしていますか? 東京にいたときに、アメリカ国立保健研究所・老化医学研究所が制作した「50歳からの健康エクササイズ」というビデオを見ながらほぼ毎日体操をしていました。 15分〜20分ぐらいだったでしょうか。 アメリカ国立…

本の中身を紹介します

1『測るだけで大丈夫』 いままで、たくさん健康、医療関係の本を編集、執筆してきました。 健康雑誌の編集長をしたり、テレビで健康番組をプロデュースしたり、ラジオの番組でも、いろいろな健康法、健康に役立つ身近な方法をいくつも紹介してきました。 そ…

『測るだけで大丈夫』という本を書きました

1お医者さんがいない わたしたちの住んでいるところは、お医者さんがまったくいない無医村、無医地区ではありません。 でも、東京などの都会と違って、医師の数は圧倒的に少ない。ここに越してくる前に、東京杉並に住んでいたのですが、いまから6年前です…

瀬戸内国際芸術祭3

じつは、瀬戸内国際芸術祭は10月いっぱいで終わってしまう。公式サイトでは、残り1週間となり、開場は混雑が予想されますとあり、島へ行く船に乗れない場合あるので注意してくださいと告知している。この芸術祭は、7月19日の海の日から開催され、10…

瀬戸内国際芸術祭2

直島へ。直島にはベネッセハウスミュージアムをはじめ、地中美術館などがあり、年間30万人が訪れる。瀬戸内国際芸術祭も直島がなければ、開催できなかったと思う。 到着して、すぐに地中美術館へ行くバスに乗る。地中美術館は、入館者の数が限られているた…

瀬戸内国際芸術祭1

小豆島へ向かう。 瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内海に浮かぶ7つの島に現代アートが展示されている。観に行くには、当然、島々も巡ることになる。アートにふれること、それ自体が旅になるというのが、この芸術祭の大きな特徴である。 美術館に展示されているア…

たまにはリフレッシュ

というわけで、9月の末に瀬戸内国際芸術祭に行ってきた。 高松市内に宿をとり、最寄りの小渕沢から列車に揺られて、約6時間。 これは瀬戸大橋を行く車中より。 高松に着いて、金毘羅さんに詣でようと、琴平電鉄で。この電車が、2両編成で、ゆっくりと高松…

あなたは何歳まで生きたいですか

9月の末に瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。小豆島、直島、豊島、男木島、女木島、大島、犬島などで、おもにインスタレーションが展開されています。島々を巡ること自体が楽しいし、めったにふれることのできないアート作品を目にして、心身とともにリフ…

最近読んだ本の中から

最近読んだ本の中から 1『神様のカルテ』より 医療健康関係の本をよく読みますが、この分野での小説の類はあまり読みません。 医療には、病気の治療以外で闘病、そして死と向き合う場面があります。誕生ももちろんありますが。 そこには必ずドラマがありま…

山笑うきっと大きな喉仏

いい句だな。この句は、鳴戸奈菜さんのもの。 わたしにとって山といえば、身近な八ヶ岳。 その中で登ったことがあるのは、近隣の小学生が遠足に登る、網笠山。 それもずいぶんと昔の話。10年ぐらい前かな。 網笠山は、その名の通り、網笠のような感じの山…

新しい本です

8月末までの締め切りがあって、それがやはり間に合わず、先週ようやく書き終えました。あとは、まえがきとコラムを少し残すのみ。やれやれという感じです。 いつものことですが、もっと早く立ち上がっていれば、締め切りには十分間に合うのに、相変わらず腰…

わたしたちにできること

住民にできることは何か 1講演会後日談 前回、講演会の内容をご報告させていただきました。 後日談というほど、大げさなものではないのですが、参加してくれたお医者さんで、塩川病院院長の都倉先生にご挨拶にお伺いしました。ちょうどそのとき、同じように…

地域医療をみんなで考える

1公民館が人であふれた 8月6日に北杜市大泉町で、わたしたち北杜市の医療を考える会が開催した、地域医療を住民もいっしょになって考えようという内容の講演会の報告をします。 講演会のタイトルは、「いっしょに考えよう わたしたちが求める地域医療」、…

熱中症と講演会

熱中症の講演会ではありません。 熱中症を紹介しますが、最後の8月5日に開く講演会のお知らせがあります。8月5日、今日なんですが、もしお時間のある方は大泉のいずみ活性化施設にお越しください。18時半スタートです。 それでは。熱中症について 1涼…

医者に頼らない生き方18ATIS

FM八ヶ岳の放送を2回お休みしました。 少し早めの夏休み。 今年の夏は、夏らしい夏で、カミさんは大喜び。汗がたらっと流れていくぐらいの夏が好きなのだそうです。 夏らしいといっても、そこは高原ですから、木陰は涼しいし、夜になれば窓を開け放ってい…

木陰を明りが昇っていく

カミさんが天窓を開けたようだ。 天窓に当たっていた朝陽が木陰をゆっくりと上がっていく。 太陽の光はすでに木々に降り注いでいる。当然木陰もできている。 その木陰に光がゆっくり上がっていく。不思議な光景だった。 梅雨も明け、眩しい日の光がさんさん…

八ヶ岳は雲に包まれている

そろそろ梅雨明けか。 梅雨の期間中に降った雨の量が、ここ山梨でも例年になく、多かったという。 昼間は少し晴れ間も見えるが、夜になるとかなりの雨が降っている。そんな梅雨だった。 山から下りて買い物をし、帰宅途中に現れた八ヶ岳はすっかり雲におおわ…

地域医療貢献加算

何やら小難しいタイトルにしてしまいましたが、今年度の診療報酬改定からはじまった制度です。 わかりやすくいってしまえば、診療所に限りますが、24時間365日患者に対応するようにすれば、診療報酬を与えましょうという内容です。 ただし、診察時間以…

医者に頼らない生き方17胃が痛い

今回は胃の話です。 『ゲゲゲの女房』で登場する水木しげるさんのお父上のあだ名は「イトツ」。なんでもよく食べ、胃の悩みなどさらさらなかった人のようです。うらやましい。わたしは長年胃で悩んできましたが、ピロリ菌を除菌してから、ほとんど痛みはなく…

医者に頼らない生き方16歯の話続き

ワールドカップも終わってしまった。 勝負ごとは、勝つときは勝つ、負けるときは負ける。PKはとくにそうだ。 PKはサッカーではない、というのは前日本の監督のオシムさんだが、確かにその通り。 PK以外の決着の方法を探ってみるのはいいだろう。 それ…

医者に頼らない生き方15歯の話

貧乏神神社に行ってきた。友人から長野県茅野に貧乏神神社があると聞いていたので、一度行ってみようと思っていたが、先日、腎臓の定期診断に通っている諏訪中央病院に行ったついでに探してみた。 茅野の宮川あたりにあるということだったので、付近をうろう…

医者に頼らない生き方14遺伝

梅雨に入りました。毎年梅雨入りの少し前に田植えをします。友人が持っている田んぼを手伝っているのですが、ひとつは黒米を植えます。全部で6枚の田んぼを持っていますが、今年は4枚田植えをします。2枚は大豆を植えて休ませます。今年の黒米の稲の出来…

医者に頼らない生き方13健康診断

地域で暮らす会は、月はじめの木曜日に開かれます。出席者は、地元の医師や看護師、介護関係者、市会議員、医療に興味のある市民たちです。それぞれが現在置かれている状況について語り、その中から疑問、不満、さらに提案などを話し合ったり、ときには講師…

医者に頼らない生き方12笑う

笑う門には福来る、といいますが、本当に笑うのはいいことで、ストレスも解消できるし、リラックスできます。 がん細胞をやっつけてもくれます。糖尿病にもよい影響を与えるとか、笑って過ごせるといいのですが。 笑えないことがあっても、無理をしても笑顔…

医者に頼らない生き方11よく噛む

食べることを大切にしたい。 食べることは生きること、というのはうちのカミさんですが、食べることを生かすのはよく噛むことです。 そんなわけで、今回のテーマは噛む。誰にでもできるし、すぐにできる。もちろん、道具はいりません。 自分の歯を使いましょ…

医者に頼らない生き方10足腰は大丈夫

連休中にほとんどどこへも出かけず、原稿をがんばって書いたのに、出版は9月だって。少々がっかり。 でも、出版されるのだから、よしとしますか。 さて、今回はロコモティブシンドロームの話です。 紹介した曲は、ウォン・サンという韓国の女性ヴォーカリス…