2015-01-01から1年間の記事一覧

祈りと快感物質

今日は祈りについて話したいと思います。 宗教家ではないので、祈りの一般的な効果とでもいいましょうか。先ごろ、フランスのパリでテロ事件があって、多くの人が犠牲になりました。 フェイスブックで、フランス国旗の三色を登録している自分の顔などにかけ…

ネットの連載第2弾

ビジネスジャーナルの連載の第2弾です。 http://biz-journal.jp/2015/12/post_12827.html

電車男ならぬ健康男のススメ

『健康男』というタイトルの本があります。2013年の発行です。 図書館で、資料を探していたとき、「面白そうなタイトルだな」と手に取りました。 470ページもある分厚い本なので、読み切れるかなと多少の不安がありました。 それでもしっかり読み終えま…

山梨は日本一?

「山梨は日本一です」というと、富士山のことですか? 移住したい県かな? とお思いになるでしょうが、悪いほうの日本一なんです。それは塩分の摂取量。2010年の厚労省の統計で山梨県民が日本でいちばん多く塩分をとっていました。この統計は男女別にな…

わたしを救ってくれたのは

音楽療法という代替療法があります。患者さんの気持ちをリラックスさせたり、前向きにさせたりします。うつ病などの精神疾患やがんの疼痛の緩和、認知症などにも有効といわれています。音楽療法士という資格があって、学会もあり、現在6000名の会員がい…

横断報道が渡りきれない

NHKで認知症に関する特集がありました。 この中で、目新しいことといえば、認知症といわれる前の段階、軽度認知症といわれる状態があり、このときに、適切なトレーニングなどを行うと、その状態から脱出でき、元に戻れるということです。 軽度認知症は、…

コグニサイズ

かつてインタビューした長谷川和夫先生。 有名な俳優と同じ読みですが、もちろんまったくの別人です。 でも、ひょっとするとかの俳優よりいまは著名かもしれません。 というのも長谷川先生は、医療現場で認知症の状態を調べるためによく使われる「長谷川式認…

1200字第2弾

だいぶ寒くなってきました。 そこで、今回は血圧について書きました。タイトルは「あなただけが知っている」です。 いよいよ寒くなってきました。寒くなると気になるのが血圧です。血圧とは血管に外側に広がるように内側からかかる圧力のこと。血圧が高いと…

世界歯科大会

今年の9月にタイのバンコクで開かれた国際歯科連盟[世界歯科大会]の様子を取材にし、29日横浜へ行きます。世界歯科大会で論文を発表した歯科医の友人たちと懇談してきます。その前に、歯科について書きましたので、ご一読をお願いします。http://biz-jo…

1200字の闘い

新聞に連載をはじめました。 これがなかなかむずかしい。というのは、文字数です。 依頼された文字数は1200字。 200字詰めの原稿用紙のことを「ぺら」といいます。ぺらで6枚。 原稿用紙で書くわけではありませんが、いままであまり経験してこなかっ…

寝るほど楽はなかりけり

わたしの母は、明治生まれ。当時はまだ珍しいうちに入ると思いますが、職業婦人(古い)で、美容師の免許を持っていました。日本ではじめて美容師の免許をとったうちのひとりで、作家の吉行淳之介さんのお母さん、吉行あぐりさんといっしょですね。そのころ…

みんなわたしのせいとといわれたくないのですが

・同い年で体脂肪7% 知り合いが、病気になったことをきっかけに、ウォーキングをはじめました。入院生活を送るなかで、目が覚めるのが早くなり、手持無沙汰もあって、朝食前に1時間のウォーキングをはじめたそうです。1時間、6キロといいますから、ご本…

芸能人でなくても“歯が命”

最近よく思い出す言葉があります。 それは、 『芸能人は“歯が命”』 です。 テレビや映画に出てくる芸能人は、きれいな白い歯をしていなければならない、きれいな歯を保つために必要なのはこの歯磨き剤という宣伝のコピーです。 もともと『芸能人は歯が白い』…

もうひとつの思わぬ副作用

骨粗鬆症の薬を飲んでいて、歯科治療を受けたり、骨折の治療を受けたりすると、治りが悪くなるだけでなく、場合によっては思わぬ副作用に襲われることがある。 とくに、問題になるのが歯科で治療を受けたときだ。 そして、骨粗鬆症の薬と同じように、問題が…

その薬、大丈夫?

交通事故で友だちが腕の骨を折った。 助手席に乗っていて、右の腕を骨折したという。助手席だったら、骨折するのは左腕だろうと思っていたら、右腕だった。 乗っていた車が反対車線に飛び出し、正面衝突をした。ぶつかった車の次に来ていた車に当たって止ま…

わたしの本があった

わたしが住んでいる市は、八つの町や村が合併してできました。 それぞれの町や村にあった図書館は、運営は市が一括して行うことになりました。 しかし、かつての町や村の『個性』のようなものが図書館にもあります。それは生きています。 かつて利用してきた…

遠くなったもの

引っ越しもだいぶ落ち着き、徐々に日常が返ってきています。 そこで、ふと気づいたのですが、緑が遠くなっていました。 いままで住んでいたのは、森の中でした。 唐松もありましたが、多くは落葉樹で、冬になると葉が落ち、富士山もくっきりと見える遠景が広…

もうひとつの森の中から引っ越しです

引っ越しは、じつは何度も経験しています。編集プロダクションをたたみ、個人事務所を開設した年は、自宅の引っ越しを含め、3回も引っ越しました。そのとき、事務机をはじめ、仕事関係の資料など、ほとんど処分しました。自宅の移転のときは、もともとの家…

森の中から出ていきます。その1

今回は医療健康情報ではありません。 森の中から引っ越ししました。 住んでいたところは森の中で周囲に家も少なく、あってもほとんどが別荘です。常在しているのは、わたしの家から400mほど下に下った養魚場を営んでいるご家族だけです。 家の前を通るのも…

生がいいというのは

E型肝炎という病気があります。 B型、C型肝炎というのは多少なじみがあると思いますが、E型肝炎は日本ではほとんどありませんでした。 発展途上国で水道設備が整っていないところで、この肝炎のウイルスに汚染された水を飲むと感染します。 とくに、洪水…

やるしかないでしょう

これだけしっかり歯を磨くようになったのは、『歯は磨くだけでいいのか』(文春新書)の著者として、恥ずかしい「歯」をもっているわけにいかないということもありますが、何といっても歯の重要性をとことん勉強させられたからです。 そして、歯を守るには専…

歯は磨くのではない

わたしの歯磨き法を述べておきたい。 磨くのは1日に2回、朝と夜である。 朝は朝食後。起きてすぐに歯を磨く人もいるようだが、食後でなければ意味がない。 ただし、食事をしたあとすぐには磨かない。 食べたものによるが、口の中が酸性に傾いているので、…

ひしひしと伝わってきます

先日、歯の定期検診に行ってきました。 3ヵ月に1度歯科衛生士さんに歯の健康診断をしてもらっています。 その結果は、『歯周病診断書』には、 「歯茎の状態はとてもよい状態です。この状態を維持していきましょう」 とありました。 歯と歯茎の間、歯周ポケ…

食事がダメなら

わがうるわしの腎臓病よ。 というわけで、食事に気を使いながら、健康を保つことがじつにむずかしくなった。 野菜はすべて水にさらすか、茹でている。たんぱく質もあまりとらないほうがいい。 となると、食事はなんと、糖質や脂質が中心になる。 いわゆる不…

白米至上主義だったのだが

ここで少しわたしの食生活についてふれておこう。 腎臓の状態がそれほど悪くないときは、できるだけ野菜をとるようにしてきたが、もともとあまり好きではなかったので、不足していると思われ、野菜ジュースを1日に1缶とるようにしていた。バナナも消化吸収…

膀胱のお休み処

膀胱憩室が見つかった。 膀胱憩室とは、膀胱から尿道(おしっこの出口)までの間でなんらかの障害が起こり、膀胱に尿がたまって膀胱内の圧力が高まり、それに耐え切れず、膀胱の一部が外側に出っ張ってしまった状態をいう。 特別に症状がなければ、経過観察…

腎臓が萎縮した意外な原因

胃内視鏡は何度か飲んだことがある。 口から内視鏡を入れたので、まさに飲むという感じ。 おぇとなる嚥下反射が敏感なので、のどを通過するときは苦しくてたまらない。 何度か受けるうちに、鎮静剤やのどの麻酔の量を少しふやしてもらうようにした。それでも…

腎臓がなぜ萎縮したのか1

右の腎臓は萎縮して機能はほとんどしなくなってきた。そして左の腎臓も徐々に悪くなっている。 腎臓はふたつあるので、ひとつがダメになっても、もうひとつが丈夫なら心配はいらない。わたしの友人で、交通事故に遭い、片方の腎臓は失ってしまったが、残った…

15年以上かけて進行していく病気

新しい健康雑誌の創刊編集長を下り、忙しい時間が去り、少し余裕ができたので、カミさんが通っていた腎臓の専門医に診てもらうことにした。 新たに検査を受け、右の腎臓が萎縮していることが再度確認され、左の腎臓も徐々に弱っていることもわかった。 なぜ…

身の覚えのない病気

腎臓の状態がよくないといわれたのは、48歳のときである。 健康雑誌を創刊し、ひと段落したとき、当時所属していた会社の役員に任命された。 役員になるに当たって、人間ドックで健康診断を受けてほしいといわれたのである。 それまで自分のからだは自分が…