2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

名医に聞く

糖尿病の大家といわれるような先生に取材でお会いしたことがある。ちょっと昔だが。 糖尿病患者が日ごろ注意しなければならないことなどをお聞きしたあとで、糖尿病患者は自分自身でしなければならないことがたくさんありますね、と感想を述べ、自分でやらな…

医療面接

かつて、大学病院に通っていたとき、いつもの診察室に医学生がひとりいて、主治医の先生といっしょに、わたしを診察した。診察といっても、そのときは問診などをしなかったが、主治医から検査結果を説明してください、といわれ、学生は検査表を読み始めた。…

医療コミュニケーション

医者と患者の間のコミュニケーション、これを医療コミュニケーションという。医療コミュニケーションが医学部で正式に講座となったのは、2001年九州大学大学院である。現在、東京大学でも同様の講座が組まれているが、これが日本の医学部、医科大学で2…

先生と呼ばれる人たち

学校の先生、代議士の先生、そして医師という先生。 何かを教えてくれる人、他人のために働く人、普通の人にはできないことをする人…こんな人たちを先生と呼ぶ。 さて、医師である。子どものころから勉強ができて、クラスで、いや学年で1番か2番という成績…

それにしても

医者のひとことである。わたしは、あと2年で60歳になるが、60歳になったら急カーブを描いて、クレアチニンの数値が上昇し、あっという間に腎臓が機能しなくなって、透析だといわれたのは2年前。 それまでかかっていた東京の医師は、70歳ぐらいまでは…

医者の発言

今回、超音波検査を受けたが、いつも血液検査をしているのだが、オーダーが入ってなかったようで、先生があわてて血液検査の手配をし、受けることになった。少し時間をくださいといわれたが、結果が出るまで1時間もかからなかった。東京の大学病院での検査…

栄養士に会った

これまた3ヵ月ぶりで栄養士に会いました。減塩生活を報告している間に、血液検査の結果が出た。結論からいうと、あまり変化はしていなかった。中性脂肪の値がぐんと下がっていたが、それ以外は変化なし。 栄養士は、血液検査の結果に一喜一憂しないこと。食…

3ヵ月ぶり

昨日、病院に行った。道すがら、新緑が本当にきれいで、森の中に住む醍醐味を十分に味わった。昨年の同じ時期に、春ゼミが鳴いていたが、今年はまだか。 前回、健康診断や人間ドッグを受けていないといったら、1年に1回ぐらい超音波でからだの中を見ておき…

『血圧を下げる』

血圧を下げる―薬を飲まないで高血圧を治そう (ホーム・メディカ・ビジュアルブック)作者: 渡辺尚彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 前々回でブック紹介をしたが、あの本はわたした…

水と血

単純に血液中の水分の量が多くなると、それだけ圧力を高めないと血液がまわらないようになる。そのために血圧は高くなる。血液を円滑に動かすために力がいるというわけだ。 では、水分をとらないほうがいいのかというと、水分不足になると血圧が下がり、命に…

携帯用の血圧計を身につけて

血圧を下げる―薬を飲まないで高血圧を治そう (ホーム・メディカ・ビジュアルブック)作者: 渡辺尚彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 24時間365日血圧計を身につけている人がい…

血圧は低め低めに

投手が打者に打たれないようにするには、低め低めにボールを集めることだという。先日、イチローを見ていたら、地面すれすれに投げられたボールをゴルフのスイングをするにように振り抜き、ヒットにしていたから、低め低めを当てにならないじゃないかと思っ…

白衣性高血圧

白い洋服を着ると血圧が高くなる、違います。白い服を着た人も見ると血圧が高くなることをいう。病院で血圧を測ると、自宅で測っているときより高く出ることが多い。これを白衣性高血圧という。 白衣とは、医師や看護師が着ているあの白衣のことである。 血…

腎臓移植について

人工透析を受けないとすると、残りの手段はひとつ。腎臓の移植を受けるしかない。ちなみに現在、約1万2千人の移植希望者がいるそうだ。 ところで、実際に移植を受けた人は何人いるのだろうか。05年で994人。夫婦間など、家族の間で行われることが多い…

人工透析

健康診断からおしっこの検査をなくそうと厚生労働省が画策した。おしっこの検査は、尿蛋白検査で、おしっこにたんぱくが含まれているかどうかの検査である。腎臓の機能が衰えてくると、たんぱくが再吸収されずにおしっこに出てくるようになる。わたしなんて…

自前の歯で噛む

歯、なんて入れ歯もあるし、自分の歯を守らなくてもいいじゃないか、という人もいる。永六輔のように、総入れ歯になれば、もうは歯磨くなくてもいいし、こっちのほうがよかったという人もいる。 総入れ歯も部分入れ歯も、自分の口にぴったり合って、何の不自…

口の話

のどとか歯周病とか書いたのは、先日ふたりの歯科医師にお会いしたからである。歯の表面に巣くうむし歯菌や歯周病菌をやっつける3DSという方法を発見したのがそのうちのひとりで、もうひとかたは、その方法を実践し、海外の学会で発表した人。 もうひとか…

のどの奥

わたしたち人は、鼻と口で呼吸している。ほ乳類のほとんどが、鼻で呼吸しているが、人だけが口で呼吸することもできる。口で呼吸できるようになったのは、人は話すからである。 コミュニケーションをとるために口で呼吸するようになったのだが、そのために、…

当たり前のこと

人は死ぬ。これが当たり前のことだが、死ぬことを忘れているのも人である。 毎日死ぬことを考える。『死ぬことと見つけたり』という隆慶一郎の書いた小説の主人公が、それだった。武士道とは死ぬことと見つけたりという『葉隠れ武士』の生き方を貫こうとする…

歯を失うと

昨日、ふたりの歯科医に会ってきた。そのうちのひとりが、むし歯菌の除菌法を開発した人だ。彼が、本来人は歯を失ったら亡くなるシステムになっていて、歯周病はそのシステムを実行するためのものだという。 わたしたちは歯を磨いたり、入れ歯をつくったり、…

ニコチンの害

中国でニコチンだけが入っているタバコ(電子タバコ)が売られていて、結構人気とのこと。(紙巻き)タバコの害というとタール(ヤニ)とニコチンを思い浮かべるが、その片方がない。タールによって起こる肺がんや喉頭がんなどは防げるかもしれないが、ニコ…

黒人の4割が高血圧

今日ニュースを聞いていたら、そんなことをいっていた。アメリカの話である。 黒人がよく通う理髪店で血圧を測るサービスをし、血圧に興味を持ってもらい、診察を受けてもらおうということらしいが、国民皆保険でないアメリカで、血圧が多少高いからといって…

かつてトンカツ屋で

「もしもし噛めよ」の続きだが、以前ゆっくりよく噛んで食べようと思い、実行したことがあった。 健康雑誌の編集長をしていたときに、取材で肥満の専門家にあった。その医師は、肥満患者を診ていた。糖尿病や高血圧、その他の病気があり、やせなければ命に関…

もしもし噛めよ噛めさんよ

と童謡「浦島太郎」の替え歌を歌うようなつもりで噛んでいると、30回は噛めるそうだ。 噛む、時間をかけて食事をすること、これがいまのわたしの最大の課題である。なんといっても早食い。昼はひとりで食べることが多いが、5分とかかっていないだろう。お…

習慣か

毎日、それこそ何気なく行っていること、それが習慣だが、ひとつひとつ見直してみるといい。実は、わたしも何の疑いもなくしてきたことを見直し、変えたものがある。 納豆に入れる醤油入りの調味料のことだ。市販の納豆1パックには、ひとつずつ、調味料とカ…

残念ながら

青い鳥は助からなかった。動物病院に行く途中に少し羽ばたいて息を引き取ったそうです。最後の羽ばたきだったのですね、と3時間ウォーカーはいっていた。 わたしも青い鳥が飛んでいるのを、近くの森の中を歩いていて見たことがある。青いだけに目立って、あ…

習慣にする

運動にしても食事にしても、習慣にしてしまえば、できないと思っていることもできるようになる。 わたしは、毎朝食事の前に新聞を取るために近くのお店まで往復で40分ほどかけて歩いているが、実はもっとすごい人がいる。 わたしの住んでいるところが7分…

鈍感ではいけない

作家の渡辺淳一は医者である。いまは医療行為をしていないだろうが、かつては病気に苦しむ患者を見る医者だった。病気で苦しんでいる人にとって、医者は救いのはずである。その医者が鈍感でいいのだろうか。彼は本当に医者だったのだろうか。 わたしの尊敬す…

鈍感はイヤだ

渡辺淳一が書いたエッセー『鈍感力』が売れている。小泉前首相が絶賛したようだが、もともと小泉は鈍感そのもの。あらためて鈍感力でもないだろうに。 鈍感はよくない。季節の代わりよう、日差しの強さ、草花の芽吹き、すべてに敏感でありたい。自分の体に関…

続けることのむずかしさ

食事にしても運動にしても、続けて行わなければ意味がない。思い出したようにやる、時間があったからやる、では、なかなか効果が出てこない。 先日、朝日新聞で、糖尿病に関する連載があり、華道家の假屋崎省吾さんの食生活を紹介していたが、彼が食事をきち…