2016-01-01から1年間の記事一覧

やさしい人、怒っている人

先日、認知症に関して「なるほど、そういうことだったのか」という話を、精神科医から聞いたので、ご紹介しておきたい。 認知症になると、コミュニケーションがとることができなくなるといわれている。 それは何といっても会話が成り立たなくなるからだ。 こ…

「パ・タ・カ・ラ」体操のススメ

先日、ためしてガッテンで「口内フローラ」を紹介していました。 口内フローラとは、口の中の細菌群のことで、腸内フローラと同じように、口内にも細菌が群れをなして存在しているということです。 口の中の細菌の数が、いろいろな数え方があるようですが、…

ゆるい関係から

健康にいい習慣を続けるために必要なことはほかにもあります。 そのひとつは、ゆるい人間関係。 わたしもウォーキングを日課にしています。 ほとんどカミさんといっしょに歩きます。歩きながら、子どもたちのこと、知り合いになった人たちのこと、読んでいる…

からだにいいことを習慣にするには

脳科学者の茂木健一郎さんと公衆衛生学者の石川善樹さんの対談を読みました。 茂木さんは、脳の変化は植物に近い。手入れを毎日して少しずつ変わっていくという。 それが積み重なって大きな変化をつくりだす。 毎日の小さな積み重ね、これがつまり習慣である…

自分の最期を思うとき

サポートやまなしし 市民講演会を聴きに行った。 テーマは、「大切な人を看取る」ということ。 演者は、牛山京子氏(歯科衛生士)、大熊由紀子氏。 牛山京子氏は、広島大学歯学部歯学科非常勤講師。日本摂食・嚥下リハビリテーション学会評議員などをつとめ…

健康ゴールド免許の欠点

健康ゴールド免許が話題になっている。 以下に、その内容を抜粋する。 あくまでも抜粋なので、もっとよく知りたいという方は、http://shinjiro.info/20161026message.pdf 「病気になってから治療する」だけでなく、そもそも「病気にならないようにする」自助…

自己責任といわれても

膀胱憩室が原因で、尿が逆流し、腎臓が萎縮してしまい、もうすぐ透析をいわれているわたし。 「自業自得の人口透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を滅ぼすだけだ!!」 怠けものだから透析を受けるよ…

困ったじいさんにならないために

先日、『自宅で死にたい』を読んでくれた人たちを対象に講演しました。 いまわたしが住んでいるところにお住まいで、おもに東京などの都市部からの移住してきた人が中心です。 集まった人たちは、自ら納得のいく『墓地』として樹木葬ができる場所をつくろう…

命の受け渡し

…そのとき、子どもたちは、 「お父さんの最期を家で看る」 といった… 『生死』(いきたひ)―家族で看取る―というドキュメント映画の中の話である。 映画に登場するのは、47歳で耳下腺がんで亡くなったお父さん。 高校生ひとり、中学生ひとり、小学生ふたり…

いま生きている、わたしは。

不意に訪れる死もある。 予想すらできない死もある。わたしの親戚で、からだにも自信があり、健康診断でも異常も見られず、こういう人は長生きするだろうと思われていた方が、船上であっけなく逝ってしまった。 残された家族は、その死を受け入れることがで…

死ぬ場所は選べるが、死ぬときは選べない

この話を聞いたとき、わたしは彼女と覚悟について話していた。 覚悟、それは「人は死ぬ」ということ。 しかし、ひとりで死ぬわけではない。 葉室麟の『蜩ノ記』の最後に近い場面を思い出して紹介していた。 江戸時代より昔、賜死(しし)という制度があった…

なま悟りとは

「このままではおばあちゃんを恨みます」 家をはなれ、たまに正月に帰ってくるくらいで、ほとんど行き来のなかった長男がいった。 大腸がんの末期と診断を下されたときのことだ。 彼女は地方の旧家に嫁いだ。 嫁ぎ先を知った祖母は、 「タンス一段分のむつき…

ひとくち30回で老化が防げる

編集者として仕事をしていたとき、よくいわれたのは、「食事は早くしろ」ということです。 仕事を一から教わった上司は、月刊誌や週刊誌を何誌も創刊してきた人で、いつも締め切りに追われてきたので、食事時間も切り詰めていたのだと思います。 その教えの…

うなずき、オーマイガッ、そして開けごま

1肩こりは病気なのか 肩こりで整形外科に行く人はいないでしょう。肩こりを病気と思っている人はいません。 わたしが取材をした先生で、兵庫県たつの市で信原病院という肩関節を中心に診ている信原克哉先生がいます。信原先生は、整形外科の中でも肩の関節…

お墓の花立てに入れておきたいもの

お墓参りをするときは忘れずに。 http://biz-journal.jp/2016/08/post_16196.html

小顔を自ら作り出す

わたしたちの体を動かしているのは筋肉です。 歩く、走るといった動作はもちろん、心臓を動かしたり、息を吸ったり吐いたりできるのも筋肉のおかげ。 この筋肉ですが、使わなければどんどん衰えて委縮していきます。 筋肉量でいうと、20代をピークに30代…

ダイエットの王道が見つかった

前回、拙書『測るだけダイエット』を紹介するようなブログをかきました。 これを実践してもらうような事態になりました。先日来、四国の高知を訪ねていたのですが、高知には息子のお嫁さんのお母さんがお住まいです。 東京と高知を行ったりきたりしているの…

自分の体は自分で管理

都内のホテルのフロントで、部屋に体重計を持ってきてくれないかと頼んでいるカップルに出会いました。 「ははあ、毎日体重を欠かさず測っているんだな」と思いました。 体重なんて、毎日測らなくてもいいんじゃないの、と思っている方々。 体重と血圧は毎日…

疲れは脳がつくっている

なぜ疲れるのか。疲れるとはどんな状態のことをいうのか。疲れをとるためにはどうすればいいのか。 疲労は、誰もが経験すること。疲れないという人はいない。 わたしの例でいえば、疲れたなと感じるのは集中して原稿を書いていたとき(残念ながらこれはめっ…

生物多様性を感じる場所

アメンボ、ミズスマス、ミズカマキリ、ゲンゴロウ、カブトエビ…。 みな田んぼにいます。わたしが知っているものなので、もっとたくさんの昆虫がいると思います。 オタマジャクシやカエルにも出会えます。田んぼに水を入れてからわずか20日でオタマジャクシに…

平均寿命が教えてくれること

寿命が尽きるまで元気でいたい、と誰もが願っている。寝たきりにはなりたくない、認知症にはなりたくないと。 以前100歳までボケないというタイトルの本のライターをしたが、知りあいの医師にその本を紹介したところ、内容は別にして、「100歳までは生…

一日5000個

1日に5000個、生まれてくるものとは何でしょう。 工業生産が進んだ現代社会にあって、5000個はそれほど大きな数ではありません。 生活を豊かにしてくれるものならいいのですが、残念ながら違います。 わたしたちのからだの中で生まれてくるものです…

心臓は左胸にはない

人体アトラスをつくろうとしたことがあります。 アトラスとは地図帳のことです。 人体アトラスは、からだの中の臓器を地図のように表すことで、 各臓器の位置関係を示し、それぞれの働きを解説しようというものです。 いまから20年以上前、新しい健康雑誌…

一日に歩く歩数はどのくらいがいい?

ご多分にもれず、わたしも歩数計を持っている。 携帯を使えば、歩数もカウントしてくれるが、その機能がうまく使えないので、歩数計を使っている。 わたしの場合、歩数計はあくまでも記録をするためのもので、歩数はあまり気にしていない。 というのも、歩く…

自分の身は自分で守るために

「薬は足りていますか」と聞かれたのは、2年前の大雪のとき。 知り合いの医師からフェイスブックを通して、連絡がありました。 いつも診てもらっている主治医は、近くにいないので、こちらの状況はわかりません。 知り合いの医師は、同じ地域にいますから、…

ストレスが怖い

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/eye/201604/546630.html?n_cid=nbpnmo_fbedこの記事は、知り合いの医師が紹介してくれた。 震災後の健康状態というと、エコノミークラス症候群が話題になっている。 しかし、これからは消化管の出血もふえてくるのだ…

薬の写真を撮りましょう

震災、という災害は、わが国とはきってもきれない。 歴史学者の磯田道史さんが、朝日新聞で 『現在の地震の発生状況は、17世紀前半に類似している印象を受けます。 まず、東北で慶長三陸地震(1611年)が起きて、津波が三陸を襲いました。 その8年後…

ミトコンドリアを分裂させよう

ミトコンドリア自身も30歳を境に年々減少していくのだそうです。 そこで、古くなったミトコンドリアを排除し、新しくミトコンドリアを分裂させることが必要です。 これができるのが、運動なのです。 運動することで筋肉がふえれば、ミトコンドリアもふえ、…

ミトコンドリアが気になっている

ミトコンドリアが気になって仕方がない。「早く歩く」人は、体も心も超健康!: 「3分間インターバル・ウォーキング」のすごい効果 (王様文庫)作者: 能勢博出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2016/03/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るという…

息があがるのはいいこと

久しぶりにライターとして、参加した本が出版される。「早く歩く」人は、体も心も超健康!: 「3分間インターバル・ウォーキング」のすごい効果 (王様文庫)作者: 能勢博出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2016/03/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) …