2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

医療費を抑える

ちょっと古くなるが、5月8日付の朝日新聞に長野県泰阜村(やすおか)村長の松島貞治さんが、医療費の抑制は、終末期医療の有り様によって大きく左右されると述べていた。 過疎の泰阜村では、日本全体より20年早く高齢化社会を迎え、20年早く高齢者がふ…

安かろう悪かろうという迷信

先日、医療情報を流しているサイトを読んでいたら、ある医師がジェネリック医薬品ついては厚生労働省の検査もいい加減だし、有効成分が効果を発揮する時間が足りないから、効かないと患者さんにいわれると述べていた。安易にジェネリック医薬品を使うのはど…

なだらかな坂道、それも下り坂

仕事場になっている部屋の前は、なだらかな坂道である。この道の先には、養魚場を営むMさん一家が住むだけで、ふだんは車が行き交うことも少ない。 しかし、このお盆の時期は、別荘にくる車が日に何台も通る。何台も通るといっても、都会ほどのせわしさはな…

義父は非戦といった

昨日、FM八ヶ岳の終戦特集の収録にいってきた。 義父は自身のシベリア抑留体験を語るために、ここ1ヵ月ほど70歳代に書いた自叙伝を何度も読み返し、メモをとり、放送に備えていた。 シベリア抑留の体験を時間内にまとめて発表することはむずかしいと思…

記憶の回廊

その扉を開けると、回廊が続いていた。回廊を進むと、扉がいくつも並んでいる。 10歳の扉、ものごころがついたころの扉、青春の扉、母や父の思い出の扉、祖父祖母の思い出の扉などなど、いくつもの扉がある。ちょっとのぞいてみたい扉もあるが、開けたくな…