習慣か

 毎日、それこそ何気なく行っていること、それが習慣だが、ひとつひとつ見直してみるといい。実は、わたしも何の疑いもなくしてきたことを見直し、変えたものがある。
 納豆に入れる醤油入りの調味料のことだ。市販の納豆1パックには、ひとつずつ、調味料とカラシが付いてくる。いままでは、その調味料を入れてかき回し、カラシを最後に風味付けに入れていた。
 カミサンとふたり暮らしなので、納豆2パック、毎朝食べていた。当然、調味料も2つ使っていた。それをひとつにしたのである。なんだ、そんなことか、と思うだろうが、このわずかな変化がものをいったと思っている。
 納豆も醤油の少ない味に慣れてくると、時を同じくして始めたダイコンおろしに醤油なしにも抵抗がなくなった。目玉焼きにはコショウをかけ、漬け物はそのまま(わたしはほとんど食べないが)、海苔にも醤油をつけない。食卓から、醤油ビンがなくなったのである。
 醤油をつけなくても、けっこういけると思えるようになった。これも習慣になった証拠だろう。刺身には、まだ醤油をつけているが。
 よく食材のそれぞれの味がわかるにようになったといわれるが、まだそこまではいっていない。
 ただし、自宅以外で食事をすると、ちょっとしょっぱいと感じる。とくに、お弁当の類がそうだ。あれはけっこうしょっぱい。知らず知らずによけいに塩分をとっているようだ。