もっと歯のことに興味を持とうよ
「あなたと歯科医がともに闘う歯周病」と題した講演をしてきました。滋賀県東近江市と滋賀県歯科医師会の共催です。東近江市の八日市にあるちょっとしたショッピングモールの4階にあるコミュニティホール。入場無料で定員は100名でしたが、ほぼいっぱいになりましたから、100名近くの人が聞いてくれました。
最初に、いままで手がけた歯に関する本を紹介し、みなほどほどの売れ行きしかないといって、歯に興味を持ってくれる人が少ないことを嘆き、さらに印税生活の苦しさを訴え(笑い)、どうして歯に興味を持たないのか、少々分析し、本題に入りました。
来年、2008年から後期高齢者の医療制度が変わるが、高齢者の健康でいちばん問題になるのが、肺炎だと脅かし、しかも、その肺炎が知らないうちにかかっていて、重症になることが多い、さらに脅かし。そして、死亡率の4位が肺炎であることを知っていますか、肺炎にかかる人は65歳以上のお年寄りが90%で、その死亡率は20〜40%と高いのですぞとさらにさらに脅かし。
さて、知らず知らずのうちにかかってしまう肺炎、誤嚥性肺炎、その中でも不顕性肺炎が問題である。寝ている間に口の中の細菌が唾液といっしょになって、肺に入り込み、肺炎を起こす。
防ぐためには、口の中をきれいにしておくこと。口腔ケアが重要だ。口腔ケアをするは歯科医や歯科衛生士の仕事である。という話をし、歯に関するいろいろな話をした。
1時間30分。けっこうみなさん興味を持って聞いてくださった。ありがたい。
むし歯・歯周病 もう歯で悩まない (ホーム・メディカ・ビジュアルブック)
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歯がダメだと長生きできない。
歯がダメだとぼけやすい。
歯がダメだと元気に生きられない。