あけまして おめでとう ございます

 みなさん、あけましておめでとうございます。
 どんなお正月をお迎えでしょうか。
 

 毎年、わたしが出した年賀状の話をしています。
 今年も、慣例に従って。


あけまして おめでとう ございます

『山は病院、山は学校』と、冒険家の三浦雄一郎さんをインタビューしたときに聞いた言葉です。山は病を癒し、そして教えてくれるものがたくさんあるということです。昨年は、この言葉を実感した一年でした。
すばらしいリーダーや仲間との新しい出会いがあり、あきらめていた登山を再開しました。北アルプスの燕岳、八ヶ岳の赤岳、横岳、硫黄岳を縦走、瑞牆山、茅ヶ岳と登ることができました。
パソコンの前に座ってばかりいないでからだも使い、医療ジャーナリストの仕事を精力的にやっていきたいと思っています。

2013年元旦


 昨年の年賀状は、あけましておめでとうという言葉は使いませんでした。
 おめでとうということ自体がはばかれました。
 あれから、今年で2年になりますが、2011年は忘れられない、忘れてはいけない年です。

 2012年の年賀状を紹介しておきます。


新しい年がきました
昨年は、当たり前の毎日が、とても貴重なものだということを思い知らされました。
あけましておめでとうというのを誰もがためらうような年のはじめですが、それでも新しい年はやってくるのです。新しい一歩を踏み出す気持ちで、気を引きしめて歩きはじめたいと思います。
昨年は、健康雑誌に長年かかわってきたものとして自己批判を含めて『民間療法のウソとホント』(文春新書)を書きました。
昨年から、からだの中でとても重要な働きをしているのにないがしろにされている歯をテーマに本を書いています。今年出版の予定です。
「自分のからだは自分で守る」をスローガンに情報発信を続けていく所存です。
新しい年が皆様にとりまして、よい年となりますようにお祈りしております。

2012年元旦


 今年は、昨年の年賀状に書いた歯に関する本を2月に文春新書から出します。タイトルがまだ決まっていません。わたしは、『日本人の歯を救う』というのにしたいのですが。
歯の本に関して、別の機会に。

じつは、新年早々に原稿の締め切りをかかえています。昨年、週刊文春に医療・健康情報を寄稿したのですが、今年も来週締め切りの原稿があって、あまりお正月という気がしていません。
今年の抱負といえば、身近な健康情報を伝えることです。これは何度もいっているように『自分のからだは自分で守る』ということです。


 もうひとつ、この地域の医療再生です。医療をどのように構築していくか、それは医療に何を期待するかということです。病気を治したい、元気になりたい、と誰もが思いますが、病気も完全に治らないし、ある意味で病気と共存していかなければならない人もたくさんいます。
わたしたちが住んでいるところでは、都会のように医療設備、医師も十分にいるわけではありません。そこで、わたしたちも医療に何を求めるかということが重要になってくるのです。
昨年ツイッターである医師が「わたしの受けたい治療」というテーマでツイートとしていたのですが、
「先端の技術や高価な機械、神の手をいわれるといわれる人の治療ではなく、わたしがわたしであることを徹底的に笑顔で応援してくれる人たちといっしょに過ごすこと」
といっていました。
こういう考えも、医療に望むもののひとつです。
わたしがわたしであることを応援してくれるというのは重要です。

医療とは何かを考え続ける必要があります。
こうした一年になるのでしょう。

みなさま、今年もよろしくお願いいたします。