レソトのもう一つの面

先日、テレビの人気番組、世界の果てまでイッテQ!を見ていたら、レソトというアフリカの国が紹介されていた。
ソレトという国名に記憶があった。


国民の平均寿命が短い国として紹介したことがある。


平均寿命というと、いつも我が国のことを思い浮かべ、女性が1位であることを誇らしげに語るが、日本人の平均寿命が80歳を超えるようになった女性で1983年、男性で2010年。当たり前だが、昔から、平均寿命が高かったわけではない。


世界の平均寿命という統計を見ると、203ヵ国の中でレソトは平均寿命が49・96歳で最下位ではないが、そのひとつ手前にある。


日本人の平均寿命が50歳以下だったのは1947年。戦争中、戦後も統計も正確なものがないが、織田信長が「人生わずか50年」と謳ったとされているが、我が国はかつてそれより平均寿命が短かったである。


それはさておき、レソトの平均寿命はあまりにも短い。HIV感染者が、1990年以降急増し、220万人あった人口が180万人に激減し、とくに成人の死亡率が世界でいちばん高い。
病によって、人口が激減した国があることを覚えておきたい。