輸血は臓器移植

血液製剤の投与の結果、C型肝炎になってしまった人がたくさんいる。その血液製剤を使った病院リストが公表されたが、その多さに愕然とする。以前、ある医師から、輸血は臓器移植と同じで、慎重すぎるぐらい慎重にする必要があると聞いたことがある。いまから20年前には、輸血が頻繁に行われ、血液製剤ともなると、ほとんど何の躊躇もなく、使われてきた。これが、いまのC型肝炎の蔓延をまねいている。輸血が臓器移植だと思っていたら、もっと慎重に行われてきたのではないかと思うと、教育の重要性を痛感する。
厚生労働省の不手際は、いくら攻められても当然と思う一方で、医師の教育がどのように行われているのか、わたしたち患者は、もっと興味を持つべきだろう。