船越栄一郎のぎっくり腰

整形外科医との会話。
K先生「船越さんがぎっくり腰になったでしょ。なった場所がお風呂の中。どうしてだか、わかります?」
わたし「いえ、わかりません」
K先生「お風呂に入るでしょ。湯船の中に足を伸ばして。そのときに、腰、腰椎の前わんが広がるのです。腰の自然なカーブが広げられる。当然、椎間板にも強い力が加わります。そんなに疲れていないときはいいのですが、疲れがたまっていると、これだけでもぎっくり腰の原因になります」
わたし「どういう体勢がいいのですか」
K先生「湯船の中で正座するか、小さなイスを入れて座るのがいいですね」
わたし「正座をするといいのは?」
K先生「腰のカーブが自然になる」
わたし「腰が立つ感じですね」
K先生「それがいいんです。足を伸ばすとゆったりする感じがしますが、腰にはかなりの負担がかかります。お風呂では正座。これがいいですよ」
 腰の自然なカーブを知っておくと、腰痛を防ぐことができる。でも、これがなかなかむずかしい。日ごろの動作だけに、知らず知らずに悪いことをしているわけだ。