腰の自然なカーブを保つ

 腰の自然なカーブを保つことが重要と書いてきたが、実際にはどうすればいいのか。日常生活でも、注意していないとこのカーブが保てない。座る姿勢でいえば、正座がいちばんよく、あぐらが最悪。イスに座る姿勢でいえば、深く座るのはいいが、浅くイスの座面の前に座るのがよくない。若い人がよく電車の中で足を投げ出して座っているが、あれはよくない。車に乗る場合は、腰が当たるところにクッションを置いて座ること。車を運転しているとき、ハンドルで腕をとられ、ブレーキ、アクセルに足が取られるために、腰の負担が避けられない。腰だけでバランスをとらなければならないからだ。これが負担になる。30分以上運転したら、必ず休憩をとること。そうしないと、腰痛の原因になる。30分が無理だとすれば、1時間に1回は休憩したい。そのときに、壁押し体操などをするといい。