森の時間

 テレビの『優しい時間』が先週最終回を迎えた。この番組の中で、都会で流れる時間と森の中で流れる時間が違うといっていたが、これを実感する。朝は、天窓から見える木々が朝日に照らされるのを見て目覚める。曇りの日は少し悲しい。朝食はご飯。東京ではパンだった。流れるのはJWAVE。川平さんのDJ。この習慣は東京と変わらない。だから、ここでもJWAVEが聞けたときはうれしかった。午前中は仕事をしたり、散歩に行ったり、午後は家のまわりの整備や食料品の買い出し。東京にいるときより日常生活でわたしがしなければならないことがふえた。こうして時間が過ぎてゆくのだが、流れ方が違う。
 ゆったりと流れていく。同じ時間なのに。どうしてだろう。