口とお尻

 口の中は細菌でいっぱいと書いた。お尻はどうだろう。
 口から入った細菌たちは、まず、のどの免疫機構をくぐり抜け、胃に到達する。ここで待っているのが胃酸である。強力な酸によって、ほとんどの細菌は死んでしまう。胃の先の腸には、いわゆる腸内細菌が待っている。空いている椅子があって、うまく居座ることができても、その数はわずか。
 ウンコとなって出てくる細菌の種類は、ごくわずかである。量としては多いのだが、種類はきわめて少ないのだ。
 実は、昨日、ジャガイモを植えるために、畑に鶏糞をまいたのだが、アンモニア臭が鼻について往生した。同じにおいを嗅いでいると、鼻も馬鹿になるが、なかなか馬鹿にならず、しばらく鶏糞のにおいがしていた。
 人のウンコもにおいが気になるが、中身はそれほど害があるといえない。昔、ウンコを畑の肥料としてまいていたでしょう。
 循環を考えると、ウンコをただ捨てるだけでは、もったいない。では、どうするか。
 いまはすぐに思いつきません。