黒人の4割が高血圧

 今日ニュースを聞いていたら、そんなことをいっていた。アメリカの話である。
 黒人がよく通う理髪店で血圧を測るサービスをし、血圧に興味を持ってもらい、診察を受けてもらおうということらしいが、国民皆保険でないアメリカで、血圧が多少高いからといって医療機関に行けるだろうか。
 血圧が高いことがわかったら、医療機関にいって薬をもらったり、健康指導を受けたりすることが大切だが、それができない場合、自分でできることを勧めないと、高いことだけわかって、何もしようがないのでは、警告にもならないだろう。
 医療保険が充実していないと、ほうっておいたらたいへんなことになる病気があっても、手の施しようがない。
 それにしても、自分で自分の身を守るにも、ある程度の医療知識が必要である。
 アメリカを含め、世界中で、亡くなるまで一度医者にかかったことがないという人たちがたくさんいる。医療の恩恵を受けられない、こういう人たちの健康を維持する方法、知識が必要だ。日本でも、こうした知識が必要になってきている。それは、医者が病気を治せない状況になっているからである。