自殺について2

「自殺総合対策大綱」を策定し、政府がようやく自殺に取り組むことになった。いままで「自殺は個人の問題」として、予防対策で熱心でなかったが、積極的に取り組もうとしている。
 しかも、「自殺は予防することができる」ことを基本にしている。自殺の背景にうつ病があり、うつ病は治療が可能な病気だから。その意味で予防ができるし、うつ病でなくても自殺を防ぐ手だてをつくろうとしている。
 日本人には、自殺を容認する意識があり、自殺は仕方がないことと思う人が多い。これを何とかしたい。死んではいけない。
 若い人の自殺が多いと新聞報道があったが、これも将来への展望が開けないから、自殺するのだという人がいるが違うと思う。
 いまの、いまそのときの状況が変われば自殺は防ぐことができる。友人のひとこと、親のひとこと、なんでもいい。いまの状況の救いとなる言葉がほしい。これで自殺は防げる。