ぎっくり腰2

 ぎっくり腰になったのははじめてではない。3回目。すべて静養で治した。つまり、医師にはかからなかった。ぎっくり腰とわかったら、医師も何か特別にすることはないという。静養してもらい、様子をみるだけです、といわれた。
 ぎっくり腰なのに、無理して体を動かして病院に行くより、自宅で静養がいいとのこと。
寝るのがいいのだが、寝方はエビのように体を曲げて横に寝る。胎児の体位。寝返りをうつのも痛いが、腰に負担をかけずに体ごと横になるようにする。横向きに寝ていると、膝の骨が当たって痛いので、両ひざの間にはクッションなどをはさむ。仰向けになるときは、クッションを膝の下に入れる。
 起き上がるときは、四つんばいの姿勢をとる。足を曲げて、腰をひねらないようにしながら、体全体で起き上がるようにする。洗面所ではひざまずく。顔を洗うのはたいへんだが、手を洗ったり、歯を磨いたりできる。トイレもつかまるところがあるのがいちばんいいが、なければ腰を折らずに立ち上がること。イスに座るときも、背中からお尻にクッションを当てる。
 腰に負担をかけないように、注意すること。4,5日安静にしていれば、必ずよくなる。
 ただし、寝ていても痛みがなくならない。足に痛み、しびれがある、マヒがある、力が入らない。おしっこに問題がある。熱がある。鈍い痛みが続く。こんな症状があったら、迷わず整形外科へ。
 こうした腰痛の基本を教えてくれる本があるので紹介しておこう。