100歳まで元気に生きる食べ方3

100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」

100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」

 この本であまり紹介されていないことは、こころがまえである。
 たとえば、100歳まで元気に生きているような人は、嫌なことをすぐに忘れて、自分の人生を肯定的に見ている。また、常に前向きで新しいことにチャンレンジする人たちである。
 もう年だから、年甲斐もなく、という言葉とは無縁。おしゃれだし、身ぎれいな人が多い。姿勢もよく、さっそうとしている。会う人が「え、100歳ですか」と驚くような人が多い。
 自分のするべきことがある人も多い。芸術作品をつくる、畑仕事をしている、ボランティアをしている人もいる。
 三浦敬三さんにいえることは、「生活の自立」「日々の鍛錬」「生涯現役」の3つのポイントだが、それはスキーをしたいと目的があったからで、何歳になっても、目的を持つことがたいへん重要で、そのために生活をコントロールできるのである。
 ローマは1日にしてならずだが、100歳もいまからはじまるといえる。