100歳まで元気に生きる食べ方10
100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」
- 作者: 白澤卓二
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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この本の著者でもある白澤先生に聞いたことがある。彼は、「老化によって起こる病気を防ぐことができるから」と答えた。
たとえば、アルツハイマー病。アルツハイマー病は80歳を超えると急激にふえてくる。年齢を重ねることでかかる病気のひとつである。アルツハイマー病の遺伝子について研究しているときに、線虫を遺伝子操作をすることで寿命が2倍になることがわかった。そのときに、彼はこれでアルツハイマー病の発症を遅らせることができると思い、学会でも発表したのだが、当時誰も振り向いてくれなかったそうだ。
つまり、寿命を延ばすことで、アルツハイマー病にかかる年齢が高くなり、その結果、アルツハイマー病を防ぐことができるようになるというわけだ。
現在、寿命は120歳まで伸ばすことが可能になってきているが、それを130歳、140歳まで延ばすことができるようになれば、アルツハイマー病にかかるのは90歳を過ぎてからになる。
この方法が普及すれば、アルツハイマー病の発症を寿命を延ばすことで抑えることになる。
もっとも誰もが130歳140歳まで寿命が延びるわけではない。寿命を延ばす努力が必要になる。
しかし、寿命を延ばす方法を提示し、それを人々が少しでも実行してくれれば、アルツハイマー病の発症を遅らせることができる。
年齢と関係のある病気はアルツハイマー病だけではない。がん、動脈硬化なども年齢と関係する。アンチエイジングが、若々しく見せるためにテクニックではない。
これをよく知ってほしい。