100歳まで元気に生きる食べ方11

100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」

100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」

 別に隠しているわけではないだが、この本の制作に関わった。原稿を書いたのはカミサン。つまりゴーストライター。その原稿をチェックし、あうでもない、こうでもないと三笠書房の編集子とやりとりし、つくった。そんなわけで紹介している。
 なんといっても印税のみなので、たくさん売れてくれないと困る。
 白澤先生の本はこれで2冊目。わたしたちの原稿を気に入ってくれ、出版社に紹介してくれている。多いに感謝しています。
 アンチエイジングは、新しい医学領域だけに、関わっている医師たちもなかなかユニークな人たちが多く、興味深い。
 前回、白澤先生がアンチエイジングの取り組むわけを紹介したが、老化によって起こる病気、老化によってすすむ病気があり、老化を少しでも遅らせることができれば、こうした病気を防ぐことができる。
 60歳の人を50歳にするというのがアンチエイジングではないのだ。若々しくあることが病気の予防につながる可能性があり、その方法を研究しているのだ。
 人はなぜ年をとるのかの次は、順番でいえば、人はなぜ死ぬのか。
 細胞にはアポトーシスという自死するプログラムが組み込まれている。がん細胞は、このプログラムが壊れているから、どんどん増殖していく。がん細胞を自死させることができれば、がん細胞を克服することができる。いまもっとも新しいがんに対する研究だが、アポトーシスがどうすれば起こるのか、どうすればコントロールできるのか、それがわかったら、不老も考えられる。
 ここまでいくのはどうかな。