頭と心

100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」

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 心は、かつて心臓の近くにあった。そのわけは、驚いたりしたときに、心臓がどきどきするからで、ここ(心臓)に心があると思われていたが、いまはすべて脳にあるようにいわれている。
 しかし、脳にすべてがあるのだろうか。
 最近、動物の研究で、すべてが脳にあるわけではないことが証明されてきている。
 先人たちが、感じとった心の位置を、無視してはいけない。
 胸が痛い、という表現も、心が痛いことを表している。
 心の死は誰にもあってはならない。
 マザー・テレサは、「いちばん悲惨なのは、飢餓でも病気でもなく、誰からも顧みられないと感じることだ」といっているが、脳ばかり目を向けていると、心を見失うような気がする。
 心の死は無視されることからはじまる。