メタボリックシンドロームとインスリンの関連は
100歳まで元気に生きる食べ方―頭と体を若くする「スーパー長寿食」
- 作者: 白澤卓二
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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メタボリックシンドロームは、糖尿病、高血圧、肥満、高脂血症の前兆といえるような状態が重なることをいうが、この場合の糖尿病が、インスリンの効きが悪いことで起こる糖尿病である。
メタボリックシンドロームがこんなに急激にふえてきたのは、インスリンの分泌が少なくなるタイプの糖尿病の人が、遺伝的な背景があるとしても、そんなに急激にふえるわけはない。インスリンの効きが悪い人がふえてきたと考えるほうが妥当である。
事実メタボリックシンドロームのことを、かつては「インスリン抵抗性症候群」と呼んでいた。
くり返しになるが、インスリン抵抗性とは、インスリンの効きが悪くなることで、効きが悪い状態をインスリン抵抗性が高いという。医師がこういう言葉で説明する場合もあるから、覚えておこう。
インスリンの効きがなぜ悪くなるのか。これは、現代人の生活と密接なつながりがある。運動不足、過食。とくに、運動不足が、インスリンの効きを悪くするようだ。
からだを動かす、これしかない。