インスリンが効かないと起こること
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糖毒。血液中に糖がたまった状態だが、排出されないでたまった糖が、「毒」となって血管をずたずたにする。それがからだ中に広がっていく。眼も腎臓もすべてぼろぼろになっていく。
これが糖尿病の恐ろしいところ。
からだの中にある血管がぼろぼろになっていくのだが、その自覚症状はない。ある日突然、症状として現れたときに、かなりすすんでいるといっていい。
しかし、糖尿病に対して、積極的に取り組めば、この状態から脱することもできるし、予防することもできる。
食べものがなかった時代、どこに行くにも歩いていかなければならなかった時代、こういう時代のほうがはるかに長かった。
その生活不自由時代に合わせて、わたしたちのからだはできている。いまの時代が、わたしたちの体にとっては、危険なのである。
恐ろしい罠があちこちに、わからないように張り巡らされていると思いたい。