免疫力について再び

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 抗加齢学会では、免疫力の話は出てこなかった。なぜだろう。
 体の中に侵入しようとするばい菌やウイルスに対し、かつて闘ったことのある武器を取り出して闘うのが免疫といったが、エイジングといわれる年齢を重ねることと、病原体に対する免疫力の衰退は関係があるのではないか、と思ったが。
 お年寄りがかかる病気は、感染症が多い。肺炎がその筆頭だが、免疫力が十分にある人なら対抗することができる。
 ところが、年をとってくると、普段はからだの中で悪さをしない日和見菌といわれるばい菌にすら、対抗できなくなって亡くなってしまう。
 免疫力をどのくらい強く保っていられるかが、重要である。
 細菌の巣窟になっている口の中の清掃が、長生きするための重要なポイントとなっている気がするが、いかが。