薬疹報告

 カミサンの薬疹は、だいぶ治まってきた。膝から下に少し赤いぷつぷつがあるくらいになった。
 薬疹を起こしたと思われる薬はもちろん、耳鼻科からもらった薬、日ごろ飲んでいる降圧薬、すべての薬を飲まないようにし、昨日はできるだけ安静にした。
 少しずつからだの中から、薬物が出ていったようだ。
 薬を飲んだ翌日は何ともなく、再び飲んだその翌日に薬疹が出た。典型的なアレルギー反応である。
 いままで飲んだことのない薬に反応したわけだが、翌々日に現れるというところが、まさにアレルギー反応である。一度からだの中に入ってきたときに、有害とからだが判断し、次に入ってきたときには積極的にやっつけようとした。これが翌々日の反応である。
 もともとこの薬自身が、アレルギー反応を抑える薬なのだが、かえって地雷を踏んだような感じ。副作用は、蕁麻疹、全身発赤とあるが、その通りの副作用だった。
 からだの中から、薬物が出ていくのを待つしかない。湿疹が出てかゆみがひどい場合には、その治療をする必要があるが、そこまでいっていない。
 まあ、よかったとしておこう。それにしても、薬を処方した医師は、こうした副作用のあることを知っていたのだろうか。知っていたら、ひとこというべきだろう。はじめて訪れた患者なら、なおのことだ。