どこまで延命治療なのか。誰が決めるのか
むし歯・歯周病 もう歯で悩まない (ホーム・メディカ・ビジュアルブック)
- 作者: 花田信弘/井田亮/野邑浩美
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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医師は、最後の最後まで治療をしようとする。それは使命だから。また、家族もそれを望むかもしれない。
無駄、と判断するのは誰だろう。
死期が近い、と医師なら判断できるだろうか。このままほうっておけば、確実に死期が近くなることはわかるだろうが、死期そのものが判断できるのは、それこそ死期間近ではないだろうか。
死期間近、と判断できた場合、これ以上治療を行っても回復はないといえる。それは、ごく限られた時間内ではないのだろうか。
それ以外は治療をする、これが医師の仕事である。
死期間近でもなく、ほうっておけば確実に死期が訪れる時期だが、まだ死なないというときに、もうこれ以上の治療はいりませんという。
死を医療に渡さない、というのはこういうことだが、誰にでもできるものはない。
そして、それを医師を伝えるのは、その人自身である。家族でもない。
これが基本だと思う。