人工呼吸器をはずすとき

むし歯・歯周病 もう歯で悩まない (ホーム・メディカ・ビジュアルブック)

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 自発的に呼吸ができなくなったとき、医師は人工呼吸器を使う。
 自発的に呼吸ができない状態がどのくらい続くのか。それが問題だ。一時呼吸ができなくなり、いわば緊急処置として装着される場合、いずれはずすときがやってくる。
 ところが、自発的に呼吸ができるのがいつなのか、わからない場合でも、人工呼吸器をつけようと医師はする。
 そのときに、患者の状態を医師は説明し、人工呼吸器の必要性をも説明するだろう。しかし、問題となるのは、自発的に呼吸できるのはいつなのか、それが説明されない場合である。医師にもわからない場合である。
 呼吸ができないから、人工呼吸器をつけておきましょう、という判断である。
 このときに、自発的に呼吸できるのはいつなのか、を聞いてみる必要がある。
 人工呼吸器をつけるのは、さまざまな状態があるので、それをきちんと理解しておくことが大切だ。
 くも膜下出血などを起こし、意識もなく、患者自身が判断できない場合、こういう自体を想定して、前もって家族と話し合っておく必要がある。
 わたしは、回復不能といわれた場合、人工呼吸器はつけないでほしいと、家族にはいっている。判断するのは家族だが、わたしの意思はここにある。