稲刈りしつつ、原稿のチェックも受けつつ

 毎年といっても3年目だが、今年も稲刈りがはじまった。今日はコシヒカリ、14アール。アールは1反なので、1反4畝という広さの田んぼである。1畝は30坪、1アール、1反は10畝。300坪である。420坪の田んぼの稲刈りである。師匠とふたりでやる心づもりだったが、師匠の奥さんも参加して、何かせわしい稲刈りだった。
 師匠とふたりだと、俳句を作ったり、今年の稲作のでき、来年への反省などをしながら、ゆったりとやるのだが、話す時間もあまりなく、せかせかと稲刈りをした。
 おかげで早く終わったが。
 今年の話題にしたのは、昨年稲刈りのときに、ネット上で知った俳句
 月の水 ごくごく飲んで 稲を刈る
 である。なぜか稲刈りはのどが渇き、水を飲みたくなる。コップか茶碗に月が入り、その水をごくごくと飲んだ。稲刈りを今日中にしてしまおう、おそらく明日は雨になるのかもしれない。まだ皓々と光り輝く月を見ていると、雨の降る気配はないが、急いで稲を刈っている。そんな感じがよく出ているいい句である。
 まあ、田んぼで月明かりのもと稲刈りをしなくてすんだが、なんとなく楽しくなかった。
 1年に1度のことだけに、もっと楽しんでやりたいものだ。