夜はめっきり寒くなり、薪ストーブが活躍しはじめた

 本当に夕刻からグンと冷え込んでくる。それまで、今日はストーブはいらないかな、と思っていたのに、ベランダの下に積み上げてある薪をもって家の中へ。この家を建てたときに、わたしが要求したのは、薪ストーブと書斎だった。当時、薪ストーブはまだまだ珍しく、設計をしてくれた人も、薪ストーブを設置するのははじめてといっていた。近くの薪ストーブの販売店の人と相談して設置してくれた。薪ストーブの販売店もいまは別の場所に移り、店も大きくなっている。いまは、家を建てる人のほとんどが薪ストーブを設置するようになった。薪を手に入れるのも年々むずかしくなっている。
 わたしたちが薪ストーブを設置したのは14年前の話だ。
 リビングの薪ストーブは1台でも十分に暖かく、家全体が温まる。ロフトを寝室しているが、カミサンはいままで住んだ家の中で、いまの寝室がいちばん暖かいといってくれる。
 薪ストーブは、なんといっても薪の確保がたいへん。昨年、知り合いになった人たちが、薪があるけどとりに行かないと誘ってくれたり、自分の家で多少あまっている薪をプレゼントしてくれたり、はじめて薪を買わないで冬を過ごした。
 今年は、そうした薪集めの甲斐もあって、買わなくてすむと思っているが、どんどん燃していると、それこそあっという間に、薪がなくなっていく。薪が少なくなってくると、薪集めをしなくては、と思うのだが、いまはまだそんな気分になっていない。薪割りもしていない。そのうちはじめないといけないな。
 そんなことを考える冬備えの日々がやってきている。