昨日は東京へ。日帰りだ。

「医者に病気は治せない」という過激なタイトルで、署名原稿を書いたことがある。あちこちの出版社に原稿を持ち込んだが、まだまだ本になる気配もない。
 生活習慣病は、自らの生活習慣がつくり出したもの。自分で自分の生活習慣をあらためる必要がある。そのときに必要なことは、自らの強い意志である。
 どのようにしたら、強い意志を持つことができるのか。
 ひとつは、背水の陣を引くこと。頼るものは自分しかいないと思うことだ。
 そこで、医者には何もできないと思え、医者が何とかしてくれると思ってはいけないという趣旨の本を書いた。しかし、病気は医者にまかせておけばいい、医者が何とかしてくれると思っている人が多く、そういう人たちの目を開かせるまでには至っていないようだ。自分の書いた原稿を読み返して、その甘さを強く認識した。
 これも、久しぶりに原稿を書いたおかげである。
 次の本も書かなければならないが、自分のテーマの本ももう一度書き直す必要がある。
 
 昨日は、東京で出版社の友人と打ち合わせ。朝、秋の気配が濃厚な山のなかから、バスに揺られて東京に着くと、暖かく、上着を脱いでいる人がほとんど。都会の人たちは季節をどのように味わいのか。
 かつて都会にいたくせに、そんなことを思った1日。古本祭りで、吉行淳之介の本を購入。1冊200円也。