遺伝子はいったい何を見ているのだろうか
- 作者: 白澤卓二
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: 単行本
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長寿遺伝子は、誰もが持っている。たとえ、早死にの家系であっても持っている。早死にの家系というのが、実際にある。病気なのだが、早老症という。長寿を研究する上で、早老症についても研究が行われ、遺伝子レベルでいうと、DNAの複製がうまくいかなくなっていたために、早死にすることなどがわかった。
こうした早死にの家系の人も長寿遺伝子を持っているはず。しかし、長寿遺伝子の複製もうまくいかなくなっていると、長生きはむずかしいのだろうか。
しかし、実際は、ウェルナー症候群という早老症は近親婚による劣性遺伝病であることがわかり、近親婚がなくなると、症例が少なくなっている。
遺伝子は、環境によって変化していく証拠だろう。