自分で自分の寿命を決めることができない

老いない、病気にならない、方法

老いない、病気にならない、方法

 人の寿命はどのようにして決まるのか。
 わたしはいくつまで生きることができるか。
 ふと、そんなことを思った。
 長生きしている人は、自分が長生きしていると思っているのだろうか。
 義父が、おもしろいことをいっていた。90歳になっても誰も認めてくれない、やはり100歳にならないと感心してくれないのかと。
 他人の歓心を買うために長生きしているわけでもないのに、何歳になっても他人に認められたいのだな、とつくづく思ったのだが。もう十分に生きてきたとは思っていないようだ。
 自らの人生の終わりを定め、そこに行くまでに身辺を整理していく。未練を残さないように、しなければならないことは、確実に成し遂げたい。
 自分で自分の寿命を決めることができない。
 死は誰にも何の隔たりもなく、訪れる。しかし、その時期は人によって大きく違う。
 その違いはどこからくるのか。