おまえはそんなことも知らないのかといわれれば、

[rakuten:book:12531720:detail]
 分子のレベルまで解明していくと、すべてがわかるのかと思っていたら、もっとわからないことが出てきた、と分子生物学者の福岡伸一さんがいっていた。
 そのひとつは、時間。生命は時間という流れのなかにある。生きているとは時間をわたっていることだ。
 時間の流れのなかで、生命自身も生まれ、死に、また生まれる。それをくり返している。
 さらに、生命とは何のなのか。生命はどこに流れていこうとしているのか。
 これがわからない。
 
 なぜ、それが生まれたのかという切実さを持って。
 なぜ、それに疑問を持ったのか。
 どうしてそうなるのか。
 体験をプロセスとして語る。
 
 私が知り得た事実、出会った事実。
 驚いたことを、なぜ驚いたのかを丁寧に書いていく。