おまえはそんなことも知らないのかといわれれば、
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分子のレベルまで解明していくと、すべてがわかるのかと思っていたら、もっとわからないことが出てきた、と分子生物学者の福岡伸一さんがいっていた。
そのひとつは、時間。生命は時間という流れのなかにある。生きているとは時間をわたっていることだ。
時間の流れのなかで、生命自身も生まれ、死に、また生まれる。それをくり返している。
さらに、生命とは何のなのか。生命はどこに流れていこうとしているのか。
これがわからない。
なぜ、それが生まれたのかという切実さを持って。
なぜ、それに疑問を持ったのか。
どうしてそうなるのか。
体験をプロセスとして語る。
私が知り得た事実、出会った事実。
驚いたことを、なぜ驚いたのかを丁寧に書いていく。