タイトルが少し違うね、といわれてしまった

老いない、病気にならない、方法

老いない、病気にならない、方法

 この本を読んでいただいた近くに住む美術館の館長さんの感想は、少しむずかしかったね、でした。
 確かに、わかりやすく書いたつもりだったが、どうしても遺伝子の謎を解くという形式で書きたかったので、当然遺伝子の話からはじまり、そこに興味を持って読み進んでいただくと、少し感想が違ったのかもしれない。
『老いない、病気にならない、方法』というタイトルを見ると、実践的な内容と思われがちだが、それがちょっと違うので、肩すかしを食ったような感じを抱くのかもしれない。
 タイトルをつけるのはたいへんむずかしい。売れ行きはタイトルで決まるといわれている。読者が読みたくなるタイトルを付けなければならないし、内容との関連ももちろんある。
 この本に関しては、内容とタイトルが違うといってもいい。
 長寿遺伝子は、体の中からあなたの生き方を監視している、というのがタイトルとしてはいいと思っているのだが。

 さて、ライターとしては、知り得た驚きの事実に正直に丁寧に、そして切実に書いていく。これを目指していこう。