マイナス10度以下の世界について

 外気温、外の温度がマイナス10度を下回ると、水道の水が出なくなる。こちら(八ヶ岳の南麓)では、水道管は家の中に設置しない。もし凍結して、水道管が破裂した場合修理がしにくいので、外に敷かれている。
 その水道管には、ヒーターがついていて凍らないようになっているのだが、我が家のヒーターは万全でなく、水道管の水が凍ってしまうのだ。
 水道管に断熱材をまいてあるのだが、わずかな隙間からでは寒さが入り込み、水道管を凍らせてしまう。
 水道の水が出ないと、「ああ、外の温度はマイナス10度以下に下がったな」と実感するわけだ。
 先日、水道の水が出なくなり、マイナス10度以下になった。それでも新聞を取りに行く。
 歩いている途中、道路脇にある温度計をみると、マイナス10度だった。このぐらいの気温になると、顔がぴりぴりと痛い。おそらくいちばん低くなったときはマイナス15度ぐらいになったのかもしれない。
 山梨県の天気予報でも、私たちの住む大泉は、山中湖、河口湖とともに寒いところだ。
 天気予報の温度予想より私たちの住むところは標高が高いために、もっと寒くなる。予報より少なくとも2度は低くなる。実際はもっと低くなっているのだろう。
 これまで、外気温がマイナスになるところでは暮らしたことがない。ぴりっとするのはいいが、せめてお湯で顔を洗いたい。今日は、水道管が凍っていないので、気持ちよく洗面ができたが。