わたしにとってジャズのはじまり
ジャズスタンダードと名付けられたCDを買ったのはいつのことだろう。
ビル・エヴァンスの枯葉、ケニー・ドリューのマイファニー・バレンタイン、ソニー・ロリンズの夜も昼も、レイ・ブライアントのエンジュル・アイズ、エロール・ガーナーのミスティ、ウイントン・ケリーの朝日のようにさわやかに、ジョン・コルトレーンのホワッツ・ニューなどが入っているオムニバスアルバムだ。
ジャズといっても、何から買い集めたらいいのかわからなかったので、気に入ったこのCDに登場する曲の元となっているCDから集めた。これがどれもよかった。
スタンダードといわれるくらい、誰の耳にもなじむ音楽で、ジャズとしては親しみやすい。
ちょっと昔のこれらスタンダードを聴いていると、心が落ち着いてくる。
久しぶりにこのアルバムを引っ張り出し、さらにそれぞれの曲が入っている元のCDを聴いていたら、ジャズはいいなとしみじみ思った。
だいぶ涼しくなり、めっきり秋めいてきたので、いっそうこうした音楽がよく感じる。