またまた新しい言葉です

 ネプリライシンといいます。この物質は、アルツハイマー病を発症させる原因となるアミロイドβを分解してくれます。このネプリライシンが60代になると減ってくるのです。これがアルツハイマー病が60代以降にふえてくる原因になっているようです。
 ネプリライシンができないようにしたマウスで実験をすると、明らかに認知能力が衰えることがわかりました。現在ネプリライシンが減らないようにするにはどうしたらいいかが研究されていますが、どうやら運動がいいということがわかってきました。
 20分以上の運動を継続的に、1週間に2回以上するといいようです。できれば毎日。もっともこれが人にすぐに当てはまるかはわかりませんが、体を定期的に動かすことはアルツハイマー病を予防するためにも重要のようです。
 94歳になる義父は、ほぼ毎日30分の散歩を欠かしません。カミさんかわたしのどちらかがいっしょについていくのですが、義父の歩くスピードが恐ろしくゆっくりで、最近の寒さでつきあって歩いているわたしたちの体は冷え切ってしまいます。
 義父にはいいかもしれませんが、わたしたちの体はどうなるのでしょうかね。