365日を過ぎて

 このブログを書き始めて365日が経った。約4年で達成した。
 毎日書いている人なら、あっという間の1年というだろうが、わたしの場合は4年である。4年という年数を数えるとじつにいろいろなことがあった。
 出会った人もいれば、去っていった人もいる。
 楽しい出来事もあったし、悲しい思いをしたこともある。
 もちろんすべては思い出せない。ほんのわずかのことしか思い出さない。
 
 東京をはなれ、八ヶ岳の麓に引っ越した時期と一致しているのだが、最初のブログを読むと、病気をすることで何かを掴み、かえって生き生きと生きている人の話をしている。そこで、病気宣言をして、そこから新しい人生を歩みたいなどと書いている。
 
 新しい人生を歩むことができたどうかはまだ定かではない。

 ただ、最近強く思うのは、医療という世界でいえば、絶対的に患者中心になってもらいたいということ。
 
 ほぼ毎週放送しているFM八ヶ岳で、看護師の話をしたとき、いろいろ調べていたら、聖路加看護大学の学長が、看護師を病院経営の中枢にすべきと述べていた。
 理由は、医師は病気を診るが、看護師は病気だけでなく、患者の家族環境、職業など社会的な背景をわかるからとある。そして、患者中心の医療を実践するには、看護師が欠かせないというのだ。看護師を医療経営の中枢にすることで、これができると述べている。
 これに、わたしも賛成である。
 
 いま日本の医療は、大きな変革のときにきている。
 その担い手は、誰だろうか。