やっぱりな

 じつは、2月4日、地域で暮らす会に出席したところ、NHK甲府放送局のスタッフがいて、地域で暮らす会の内容を取材していた。そのとき、最後にちょっと残されて、この会について話をしてくださいとインタビューされたものだから、地元(山梨でしか放送していない)のテレビにデビューかと思っていたら、まったく出てこなかった。
 山梨のニュースを中心に流している夕方の番組(まるごと山梨)だが、その中の地域再生というコーナーがあり、そこで医療に関して北杜市でがんばっている中嶋先生を取り上げ、その流れの中の撮影だったので、これは仕方のないこと。
 ちなみに地域で暮らす会とは(「虹の会」のパンフより)。
 …みなさんは、「自分自身や家族の最期をどこでどう迎えるか?」について考えたことがありますか?
いきなり「縁起でもないことをいうな!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、わたしはこう思うのです。「人間にとって最期をどう迎えるかということは、とても大切なことである」と。
「死」は誰でも通る道であり、決して避けられないものです。人間は「ある時期」がきたら、「死を向き合う」必要があります。だからこそ逆に「それまでどう過ごしていくか」が、大切だと思うのです。
 では、どうしたら最期を、いやそれまでの間をどう過ごしていくのがよいのか、ということですが、多くの人が「自身が住み慣れた地域で生活したい」と考えているようです。わたしもそうですが、「当たり前のこと」ではないでしょうか?
 けれども家族構成が変化し、隣近所の関係も希薄化した現在、それを実現できる人は少なくなってきていることも事実です。「地域で暮らす会」は、その現実を受けとめながらも、「住み慣れた地域で最期まで生活したい」と希望する本人や家族を、微力ながらサポートさせていただきたいと考えています。
 立場や職種を超えて、「いち住民として」いっしょに学び、考え、話し合い、仲間をつくり、そして行動していくことで、ひとりでも多くの方の目的を達成することにご協力できれば幸いです。
 まだ、活動しはじめて1年足らずですが、「虹の会」の方々を含め、少しずつ仲間がふえています。…
               *「虹の会」は認知症と家族の会で、そのメンバーが「地域で暮らす会」の一員です。
                                   内藤亮(「地域で暮らす会」事務局)
               
 
 という趣旨の会で、わたしも昨年から参加している。
 今回は、診療所と病院の連携というテーマを出して、いろいろ議論をしたのだが、これもカットされました。
 市立病院に常勤の医師がやめてしまい、市内の開業医の医師が休日を返上して、診療を手伝っているのだが、これを機に、病診連携に真剣に取り組んだほうがいいのでは、という提案をしているが、まだまだその必要性を感じていないのが、現況のようである。
 これからのようだ。
 それにしても、けっこういい内容の話し合いだったのになぁ。
 テレビはそんなものだと知っていたが、残念でした。