木陰を明りが昇っていく

 カミさんが天窓を開けたようだ。
 天窓に当たっていた朝陽が木陰をゆっくりと上がっていく。
 太陽の光はすでに木々に降り注いでいる。当然木陰もできている。
 その木陰に光がゆっくり上がっていく。不思議な光景だった。
 梅雨も明け、眩しい日の光がさんさんと落ちている。
 たっぷりと梅雨を浴びた木々の緑が本当に美しい。
 新緑の季節は過ぎ、緑は濃くなっているが、まだまだ初々しい感じがする。
 夏の日差しを浴びて、これから少し図々しくなっていく。それもまたいい。
 命を息吹をしみじみ感じる。



 さて、降圧剤を飲んでいるのに、血圧が下がっていない人が半数以上いるというデータが発表された。
 血圧が下がっていない人で、とくに問題となるのは、太っている人、糖尿病のある人。
 血圧をコントロールすると同時にやせる必要があるし、血糖値を抑える努力しなければならない。
 ほうっておくと、心筋梗塞脳梗塞の危険性が高まる。
 自分の血圧を毎日測り、しっかり知っておくことが何より大切。
 病院に行ったときだけ測ってもらっているのでは、血圧をコントロールしていることにならない。
 普段の血圧の状態を知ることが重要なのである。
 血圧もしかり、体重もしかり、常に自分の状態を知って、対処することが健康寿命を延ばすこと。