明けましておめでとうございます

 2010年におこったことのパート2を書こうと思いましたが、年始でもいいことだったので、それを書きます。
 このブログで、医者に頼らない生き方というテーマで書いてきました。
 それは、八ヶ岳の南麓に住み、医療体制が整っていないところで生活していると、「自分のからだは自分で守る」という心構えを持たないと生きていけないことを知ったからです。
 医療機関がまったくないわけではないので、何を大げさなと思われるでしょうが、この心構えだけは持たなくてはいけない。
 以前、昔からここに住んでいる人は、病気になった場合に、仕方がないこととして受け入れるが、都会からきた人ほどじたばたするという話を、地元で開業している医師から聞きました。
 思えば、こうした地方に住んで、都会のような医療を体制は望むべくもない。
 ここにある医療を受けとめるしかない。
 それがじたばたしないということにつながっていくのだろう。
 昨年書いた『測るだけで大丈夫』、制作にかかわった『100歳までボケない101の方法』、いずれも地方での売れ行きがいい。
 地方に住む人が、「自分のからだは自分で守る」しかないことを知り、そのために役立つ本を購入しているのではないだろうか。
 こうした実用書は、新聞などで書評で取り上げられることはない。身近に役立つ情報は、ある意味で世の中の動きを大きく変えるものではないと思っている評者が多いからだろう。
 内容がとくにセンセーショナルでないだけに取り上げられることがない。
 しかし、わたしが携わった本が、地方で売れていくには意味がある。
 昨年の暮れに、ある医師から地方における医療崩壊の時代は終わり、医療が届いていないところすでに地域そのものが崩壊しているのではないかといわれ、医療が問題になっている地域は、まだ救いがあるのかと思った。
 つまり、わたしの書いた本が注目されるのは、それだけ地域に医療が求められている証拠になる。
 なんとも皮肉な話だが。
 そんなわけで、もう一度2冊の本を紹介しておきます。
 『測るだけで大丈夫』は

測るだけで大丈夫―血圧/体重/歩数/体温 (ヤエスメディアムック 292)

測るだけで大丈夫―血圧/体重/歩数/体温 (ヤエスメディアムック 292)

 『100歳までボケない101の方法』は
100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング (文春新書)

100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング (文春新書)

 ともに、あなたの生活を変える一冊です。
 お読みください。