ビタミンDと日光浴
日本人に唯一不足している栄養素というと、カルシウムといわれています。じつは、もう一つ不足しているのではないかと指摘されているのがビタミンD。
ビタミンDが足りているかどうかという検査方法が非常に古い方法で、からだの中でビタミンDで活性化しているかどうかが問題で、それがチェックされていないと専門家がいいます。
そして、カルシウムもビタミンDも、骨の形成にはたいへん必要なもので、これらの不足によって骨粗鬆症が起こることは明らかです。高齢者の転倒にも関係しているといわれています。
ビタミンDには、ビタミンD2とD3があり、D2は植物から、D3は動物からとることができますが、からだの中でより有効に働くのはD3のほうで、動物由来のものをとったほうがいいようです。
乳製品、小魚類をとって、日光浴をするといいそうです。
日に当たることで、ビタミンDがからだの中でより活性化し、カルシウムの吸収がよくなり、骨が丈夫になるといいます。
1日に10分程度、直射日光を浴びること。
最近は、女性の間で、サンスクリーン効果のある化粧品を使う人がふえ、からだのなかでビタミンDが不足しているといわれています。日光を恐れるあまり、骨粗鬆症になって寝たきりになってはたいへんです。
今年はビタミンDが注目されるはずです。