医師への報告が大切

がんかもしれなかったという報告をこのブログでしました。
超音波検査の結果を見てがんかもしれないと思ったのは、まず主治医です。わたしに告げるときに、顔が少し曇ったと述べました。


そして今日、7月6日、定期検査の日です。


主治医もわたしも尿管がんと思ったのですが、実際は膀胱憩室というものでした。これが原因で排出されるべき尿が腎臓に逆流し、腎臓が悪くなったのですが、尿管がんでなかったこと、腎臓が悪くなった原因が膀胱憩室にあることなどを医師に伝えます。同じ病院ですから、患者の情報は共有されていると思いますが、わたしの口からも伝えます。
経過の報告です。


じつは、医者にかかる10カ条の中に、「その後の変化を伝える努力を」という項目があります。
「がんでなくてよかったです、わたしも検査結果が出るまでの間不安でした。尿管がんの手術、初期でなかった場合について調べていくと、本当に不安になりました。当たり前ですが、人は死ぬものだと思いました」
 というようなことを伝えようと思っています。
 今度は医師がどんな反応をするでしょうか。


亡くなった母がお世話になった病院の院長へ、父が手紙を書きました。入院している最中に母にしてくれたことへのお礼です。母は目が見えなかったので、ふつうの患者より多少面倒をかけたと思います。
見舞いに行った父は、病院での様子を見て、母の退院後に感謝の手紙を送ったようです。
父も母も亡くなったあとですが、いとこからこの父の手紙の話を聞きました。その病院の院長室に父の手紙が額に入れられてあったそうです。
患者から感謝の手紙が、院長をはじめ、病院のスタッフにはたいへんうれしかったようです。
報告とは、こうしたことも含みます。


わたしもまず感謝の気持ちを伝えようと思っています。
長年、原因のわからなかったことが分かったこと。そして、わたしのことを心配してくれたこと。
医師と患者は、ある意味で同じ目的に向かっていく同志のようなものです。なかなかそう思えないかもしれませんが、患者の側の努力も必要なのです。