正しい歩き方があります

パリコレに出て、一流のモデルとして著名な秀香さん。現在モデルは引退したが、シャンソン歌手としても活躍している。
彼女が歩いているところをテレビで拝見した。姿勢がよく、さっそうときれいに歩いている。
モデルになると、頭の上に本を載せて歩いても落ちないといわれている。本を載せて歩いてもらうと、本当に落ちない。からだも頭も前に動いていくのだが、頭は左右にゆれたり、前後に動いたりしていない。だから、頭に載せた本も落ちない。
横から見ると頭から腰までがまっすぐ。姿勢がいい。歩いているときもいい姿勢が保たれている。
テレビでは、モデルにウォーキングの指導をしている女性も出ていた。彼女が歩いているときにどんな筋肉が使われているかを調べると、太ももの内側の筋肉、内転筋がよく動いている。そして、内転筋など足の筋肉だけではなく、おなかの中側の筋肉も動いていた。
体幹の筋肉はふつうに歩いていたのでは動かすことはできないが、姿勢をただし、少し大股に歩くと動かすことができるようだ。


かつて雑誌で、ウォーキングの特集をしたときに、イギリス人にどうしていい姿勢を身につけたのか、訊いたことがある。すると、子どものころから、頭を風船で引っ張り上げているイメージを持つようにいわれてきたと答えた。
子どものころから意識させられたので、身についたようだ。
わたしたちは、子どものころにそんなことをいわれた覚えがない。姿勢をよくしなさいといわれたのは食べるときぐらい。それ以外あまり注意されたことがない。
座ったときの姿勢は多少意識してきたが、歩いているはまったく姿勢のことは考えてこなかった。
これでは、いい姿勢で歩くことができない。その結果、歩いているときの姿勢がよくない。
これは日本人全体にいえるのではないだろうか。
正座をしたときには、姿勢もよくなるが、ほかのときは姿勢がいいとはいえない。


歩くときのポイントは、姿勢をよくするだけでなく、からだが前に移動するときに蹴りだした後ろの足のかかとが立っていることが重要だ。かかとが高く上がっている。
この蹴り出しが弱いと、ベタッベタッという歩き方になってしまう。スッスッと歩くためには、後ろ足のかかとが上がっていること。
大股に歩くと、自然とかかとも上がってくる。
そして、足の開きは少しV字にする。そして、一直線に歩いていく。
モデル歩きというと、腰を振っているような感じがするが、これは一直線に歩こうとするためで、足の開きをV字にすれば、腰は振らない。
姿勢に注意して、少し大股に歩くこと。これで体幹の筋肉も鍛えることができそうだ。
 毎日ウォーキングをしているが、少し歩き方を意識しながら歩くことにしよう。

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