首巻族のお勧め

わたしは、夏でも首にはバンダナを巻いている首巻き族です。夜寝るときは、バンダナでなく、タオルを巻いて寝ています。
首には、免疫機構のかなめともいえる扁桃がのどをぐるっと取り囲んでいます。のどの左右にある口蓋扁桃、舌の根元にある舌扁桃、のどの奥にある咽頭扁桃、それに耳管とつながっている耳管扁桃、そのほか咽頭側索、咽頭後壁リンパ濾胞(ろほう)というのがそれらで、扁桃輪とかワルダイエルのリンパ環といいます。こののどのまわりをぐるっと囲んでいる扁桃を温め、免疫力を高めるようにしているのです。
口の中には、けっこうたくさんの細菌がいますし、食べものや空気から細菌やウイルスも侵入してきます。これらの侵入を防いでいるのは、のどにある扁桃輪なのです。
わたしは子どものころによく扁桃が腫れて、とる方法があるといわれましたが、かかりつけの小児科医にはとらないほうがいわれました。手術は嫌だと思っていましたから、よく覚えています。とりませんでした。
扁桃腺と一般的にはいいますが、これは間違いで正しくは扁桃といいます。扁桃の役割は口や鼻から入ってきた細菌やウイルスを防御するためのものです。
扁桃は、細菌にとって最初で最大の関所といえます。
その扁桃に力を与えるには、少し温めてやることです。
夏でも首にはバンダナなどをまきましょう。