わたしのからだ

右の腎臓は委縮し、その機能を果たしていない。左の腎臓も徐々に悪くなってきている。腎臓の機能を知らせる数値も、クレアチニンをはじめ、正常値(基準値)を超えている。なかでも、気になるのがカリウムの数値である。カリウムの数値が高くなると、不整脈の原因となり、心筋梗塞を起こす可能性が高くなる。
いままで、血圧を下げる目的もあり、毎朝野菜ジュースを飲み、果物もしっかりとり、野菜もできるだけ食べるようにしてきた。
こうした食生活は、カリウムを上げることになり、野菜や果物の摂取を控えるようにいわれた。がんを防ぎ、老化を予防し、アルツハイマー病にならないためにしてきた食生活とま逆のことをしなければならなくなった。
野菜は、水にさらすか茹でて、カリウムを減らす。果物もとりすぎないようにする。バナナはとくにカリウムが多いのでとってはいけない。
こうした食生活を続けていくしかないだが、一方でがん、高血圧、アルツハイマー病などにかかる可能性が高くなるのではないだろうか。
いますぐに結果が出るわけではないが、ある意味で自分のからだを使って実験をしているようなものだ。
どのようなことになっても、悔いはないが、二律背反の状態にさらされると、いろいろと考えてしまう。
自分のからだは自分で守るということが、信条であり、提言もしてきたが、今度は自分のからだでためしてみるしかない。
いまはまったく不都合なことではない。からだがだるいとか疲れやすいとかいったことは全然ない。血圧も高くなし、体重にも大きな変化はない。健康ではないが、いたって元気。お酒も飲むし、食べすぎてしまうこともある。日々楽しく過ごしている。
まあ、これがずっと続くわけではないという覚悟はしている。そして、いまという時間がたまにいとおしくなることがある。これが大切か。