目の前の危機

毎朝飲んでいた野菜ジュースをやめ、野菜もすべて水にさらすか、茹でこぼしてから調理するようにした。3ヵ月前の定期検診のときに、栄養指導も同時に受け、カリウムたんぱく質の減量に挑んだ結果である。基準値を越していたカリウムの値は下がり、基準値の範囲の上のほうに位置している。
医師から、目の前の危機は回避できましたね、といわれた。
腎臓の機能が落ちてきて、本来なら尿に排出されてしまうカリウムが血液中に残り、ふえてくると、不整脈の中でも危険な心室細動を起こし、突然死することがある。
医師は、腎臓病で亡くなる人の1割は、高カリウム血症による心不全ではないかという。すべての死因が厳密に明らかになっていないので、この割合はもっと高いのではないだろうか。
目の前の危機は回避できましたね、というのは医師の実感なのである。
腎不全になると、高カリウム血症は避けられず、透析を受ける状態になった場合でもカリウムには気をつけなければならない。
これからの人生にとって、カリウムは、ひとつの敵となってしまった。
カリウムを含むは、野菜や果物。がんをはじめとする生活習慣病、さらにアルツハイマー病を予防するには、欠かせない食べものである。
水にさらしたり、茹でこぼしたりすると、栄養はずいぶん落ちてしまうだろう。野菜が足らない感じがして、以前より処理してある野菜が食卓に乗るようになった。
すべて、カミさんがしてくれる。大いに感謝している。
ただし、これから先、腎臓病以外にどんな病気が現れるか。興味がある。それをレポートしていこう。
もちろん、いままで同様に、自分のからだは自分で守るための情報発信は続けていくつもりだ。生活習慣病アルツハイマー病などを予防する、もしくは進行させないための情報である。それに腎臓病が加わったと思ってください。