ちょっとローカルな話題ですが

週刊ダイヤモンド』から原稿依頼を受けました。健康情報、健康雑誌の裏側について書いてほしいといわれ、経済誌からの注文ははじめてです。『週刊ダイヤモンド』は経済誌独特の視点も入った病院ランキングは毎年参考のために購入していますが、もともと医療健康関係の産業は32兆円規模と大きく、経済誌としてもこの部門は注目をしているようです。とくに、健康関係の特集をすると売れ行きがいいと聞きました。いままで、歯や目の特集をしたそうです。わたしの記事は8月26日発売の号に掲載されます。原稿を書きながら思ったのですが、医療情報に関しては医師をはじめとした専門家のチェックが入りますが、健康情報については検証したり、批判したりする人が少ない。健康情報もきちんと調べる必要があると。
さて、原稿のゲラのチェックもすみ、今回は、少しローカルの話題を紹介します。


今週の日曜日26日に行われるダンボールによる夏休み工作ワークショップです。友人の造形作家本杉琉さんが指導するのですが、ダンボールを使った工作教室です。本杉さんは、ダンボールだけではないのですが、身近にあるものを使って、「えっ」「ほう」「うーん」というような作品をつくるのですが、ダンボールは彼がよく使う材料です。絵も素敵です。
本杉さんは、今年フランスのパリでダンボールを使ったアート作品を中心とした個展をし、たいへん話題になりました。今回はどんなものをつくるかわかりませんが、思いがけないものができるのではないでしょうか。ぜひ参加してみてください。夏休みの課題にもぴったりとありますが、大人だけの参加もOKです。子どもだけが対象ではありません。彼といっしょにダンボール作品を作ってみましょう。
場所は、シュマン・デュ・ボヌール。ここは、この地域を中心とした芸術文化活動を活性化するために、国内外のアーティストに実際に創作をしてもらったり、それを見たり、場合によっては参加することで、大人から子どもまでさまざまなアートを楽しむ場所として、ギャラリーとして、また交流の場所として生まれました。アート作品を制作するだけでなく、アーティストの滞在施設としても開放しています。
庭先に、クリアハウスと名付けた小さなカフェもあります。美味しいコーヒーが楽しめます。八ツ麓自動車の西側スバル看板の下の砂利道を北上。道なりに400mほど上がると、あります。北杜市長坂町白井沢3137−44。サイトを紹介しておきます。http://chemindubonheurhokuto.weebly.com/about-chemin-du-bonheur.html
ダンボールのワークショップは、できればダンボールなどの用意もありますので、事前に参加の連絡がほしいそうです。シュマン ボヌールと検索するとサイトが出てきますから、その中のコンタクトから連絡してもけっこうです。


さて、もうひとつは、清里フォトアートミュージアムで開かれている「森ヲ思フ」という写真展です。
宮崎学さん、ウイン・バロックさん、志鎌猛さんの写真が公開されています。わたしは、宮崎学さんの写真が好きで、ギャラリートークもあるというので行ったのですが、改めて写真を見ていろいろ考えさせられました。彼のテーマである、森の中の定点観測がありますが、そのひとつのシカの死体を定点観測した写真があります。九相図という仏教絵画があります。死体がくちていく模様を描いたものですが、それを動物の写真で表現しています。森の中の動物の死骸は、虫からはじまり、鳥、キツネ、タヌキ、クマといった動物のえさとなり、最終的には自然に帰っていきます。土になるのです。この時間が動物それぞれの「妊娠期間」と同じだそうです。ネズミなら20日、タヌキなら60日、シカなら180日。不思議ですね。こうした動物の生態写真が楽しめます。ぜひ行ってみてください。